書籍・雑誌

2015.04.11

米澤穂信の「満願」を読んだ

 最近、本を読む機会が少なくなっているが、米澤穂信のファンとしてはこの「満願」は読まなくてはと思い、何とか時間を作り出した。
 面白い。ただ、短編なので、そこまで入り込めないで終わっていく感じ。どれもなかなかの出来。ただ、彼の書くものはミステリーなのだろうか。そう思って読むと、少し違う感じになると思う。人間を描いているのだと思う。世の中にはこんな人もいるんだよ、っていうお話かな。
 元々、月刊誌に書いていたものを集めた短編集。


 

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2013.05.04

坂木司の「和菓子のアン」を読んだ

 「和菓子のアン」はとても楽しい小説。さすが読書メーターの「心に残った本」の第一位になっただけありますね。少し太めの女の子の話ですが、その子がなかなかいい感じで描かれています。これはシリーズ化しそうな本ですね。

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「珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る」を読んだ

岡崎 琢磨の作品、「珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る」を読んだ。これまた、楽しく読める本。ただ、今回は1巻目より面白かった。複雑な人間関係を上手に物語の流れに織り込んで、なかなか読みごたえがあった。これは連休中にのんびり読むのに絶好だと思います。

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レッドデータガールの5巻を読んだ

 日本のハリーポッターと呼ばれているレッドデータガール。不思議な展開になってきた。完全な青春小説+SFもの。気楽に楽しめるが、一気に読みたい内容。6巻はもう文庫ではなければ出ているのだけれど。
 漫画を読むのと似た感じかな。

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2012.11.21

道尾秀介の「光媒の花」を読んだ

 道尾秀介は私が最近とても好きな作家だ。本当に微妙な人間関係を物語として構成している。どちらかというと最後に逆転させて落ちをつける形で、オー・ヘンリー短編集を初めて読んだ時の様な感じ。
 でも、それをさらに複雑に絡めていくのは、登場人物が次の物語へとリンクしていく構成。意外な結末がさらにつながりをもって展開していく。
 いかにも悲劇的な結末に陥りそうで、でも作者の優しい眼差しは最後に救いの手をを差し伸べる。読み終わったときに自分自身も救われた感じがする。
 ミステリー作家として有名になった人だが、そこからさらに一歩踏み出したと思う。今後にさらに期待したい作家ですね。

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2012.10.12

米澤穂信の「追想五断章」を読んだ

 米澤穂信の作品も、好みの作家。この作品も読みやすく、しかも凝った構成。5つの断片的なリドルストーリー(結末が記されていない物語)を追い求めていく古書店員が引き回し役。この断片的な小説の意味するものは・・・・。
 様々な伏線が織り込まれていて、楽しめる。主人公と共に謎解きを楽しむことができる。

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通尾秀介の「ノエル」を読んだ

 道尾秀介は好きな作家のひとり。今回は童話を骨として10余りの話がつながっていく。全ては伏線とし使われ、何一つ無駄はない。 童話そのものは、あんまり童話らしくはくないが、全体のストーリーの引き戻しや関連付けに欠かせない。
 すべては伏線として複雑に関わっていて、注意深く読んでいく必要がある。もう一度、確認のため読み直してしまった。
 ストーリーとしては、良い意味での裏切りがある。悲惨な結果と思うと救いがあったりする。読みごたえがある内容だと思う。


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2012.08.11

伊坂幸太郎の「夜の国のクーパー」を読んだ

 最近、また伊坂幸太郎の本が増えてきた。「夜の国のクーパー」は久しぶりに読んだ単行本。彼の作品らしくとんでもない設定。まず、ネコの語りから入る。そもそもクーパーは杉が動物に変化したものだし、「私」もとんでもない存在。大人の童話という感じ。

 いつもながら、良くこんな作品を考えるものだ。ビックリする展開だ。

 ただ、昔の彼の作品のように、行間に人生を感じることはあまりなかった。小説のアイディアは素晴らしいけれど、生きるということに夢中に取り組んでいたころの緊迫感はない。作者自身が成熟したのかな。青臭い人生論や疑問はなくなったのだろうか。
 

 
 
 
 

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2012.07.10

八木沢里志の「森崎書店の日々」を読んだ

 ビブリア古書堂を読んだ後で、この八木沢里志の「森崎書店の日々」を読んだ。ミステリー仕立てでもなく、淡々と話は進む。

 でも、だからこそ実際にありそうな気分になり、登場人物に感情移入しながら読んでしまう。私は主人公と違って男だし、性格も違うので、どこかで傍観者の立場に立ってはしまうが、それでも恋人と仕事を失ったときの落ち込んだ状況から、叔父さんの経営する神田の古書店で次第に立ち直っていく主人公に、思わず応援の声をかけてしまいたくなる。

 続編として書いた「桃子さんの帰還」も面白い。単行本にはなかった叔父さんの奥さんが帰ってきたエピソードを加えている。これも、続編としてとても面白い。

 全体として読んでいて、とても暖かで、優しい気持ちになれる小説だ。百田さんと同様、安心して読める作家ですね。


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2012.06.30

「ビブリア古書堂の事件手帳3」は前にも増して面白かった!

 三上延の「ビブリア古書堂の事件手帳3」を読んだ。面白い!

 前の作品も良くできているなと思ったけれど、これはなかなか。「ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』(集英社文庫」、「タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいの」、「宮澤賢治『春と修羅』(関根書店)」、そしてエピローグで構成されている。

 本の謎を解きながらストーリーは進むが、そこに出てきている人間の生き方が個性的。

 全体が微妙に絡みながら、本に関わる謎解きが進んでいく。登場人物も魅力的だし、今後の流れも気になる。このシリーズ、日本の若い人向きの小説の中では出色の出来ではないか。

 次の巻が出るのが楽しみだ。

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