映画・テレビ

2008.01.31

職場のみんなでヘキサゴン

 今日は、職場の同僚がもってきたヘキサゴンの問題をやってみた。

 50問中、何題できるかということで採点。そんなに難しくはないけれど、それなりに知識量を問われる。例えば、「関ヶ原の戦いは何年?」、「ネプチューンの別の言い方は?」、「UFOのFの英語は?」、「虹の真ん中の色は?」などだ。ことわざの問題や干支の問題まである。

 全体として、現代から過去、科学から歴史等、広範囲に及ぶので、平均的に様々なことを知っていることが必要。

 私は41点。仲間もやってみたが、平均的にヘキサゴン参加者よりは良い点数。さすが皆さん優等生!

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2007.09.02

フラガールを見ました

 監督:李相日  脚本:李相日/羽原大介による「フラガール」を見ました。出演は、安定感タップリのベテランと新進気鋭の絡みが見られる以下のようなメンバーだった。
 松雪泰子、豊川悦司 岸部一徳 富司純子は言わずと知れた名優たち。昔からその独特な演技を評価されている。私の友だちは豊川悦司が好きで、パソコンのデスクトップの背景画面にしていた。
 蒼井優、山崎静代(南海キャンディーズ・しずちゃん)は演技というより、その存在そのものが面白く評価されている。今回の演技も、その役割の人物になりきって自然にやっていた。
 私の小さい頃、炭坑が次々に閉鎖され、そこで働いていた人が今で言うリストラにあい、多くの労働者が悲惨な生活に陥っていったことを覚えている。ボタ山はその悲劇の象徴だった。
 それに対し、常磐ハワイアンセンターはその人たちの新たな希望の星だった。子ども心ながら頑張れと思ったのを覚えている。また同時に平気なんだろうかという思いもあったのも事実だ。本当のハワイではないところに人々が行くのだろうかと思った。それが紆余曲折はあったものの、「スパリゾート ハワイアンズ」という名前で生き残っているのはすごいものだ。
 当時の人々の思いと、何とか生き抜こうとする人々、そして女たち、庶民といわれる人たちの力強い生命力を感じさせる映画だった。やはり、日本アカデミー賞最優秀作品賞に選ばれるだけある作品だった。

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2007.04.22

ハチミツとクローバーを見ました

 映画の方の「ハチミツとクローバー」をDVDで見ました。若き美大生の青春を美しく切なく描いている。私たちの年代から見ると過ぎ去った過去の青春を甘酸っぱく振り返るって感じかな。そういう時もあったなという事ですね。
 才能が輝く少し前、自分の未来に、そして理想に精一杯生きようとする若者たち。いいですね。でも、私たちもこれからの課題に挑戦する時、似たような感覚になることはあります。彼らと全く同じようにはいきませんが、少しは共感的に生きられると良いなと思います。私も芸術的なセンスがもう少しあったらいいな。
 蒼井優の自然な演技と素人ぽさは、実在の人物がそこにいるようで、とても良かったです。思わず、どんな経歴の人かいろいろ調べてしまいました。アニーのオーディションから出てきたのですね。ユーチューブに彼女のインタビューがありました。個性がないのが私の個性と言っていました。素直な感じの人ですね。
 また、この作品が元々アニメということもわかりました。最近の映画はアニメを原作にすることが多いですが、これも日本のアニメの水準の高さを表しているのでしょう。これからも日本映画の微妙な感じを楽しんでいきたいと思います。
 
 

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2007.03.17

「花より男子2」はなぜ人気なのかな?

 毎回見ることができたわけではないし、前回のシリーズも全部見られたわけではない。でも何となく見たくなってできるだけチェックしていた。今回の最終回も見てみた。貧しい女の子が様々な難関を乗り越えて、お金持ちの男の子に愛されてハッピーエンドを迎える話。テレビのこちら側としては応援したくなる。ゲームの一つのパターンである、「課題をクリアしていく達成感」もある。あまり重くもない。疲れない。荒唐無稽でコミカル。最近のドラマの一つの形。続編が作られるのもわかる。
 この時代を反映して、貧しいのは女の子。玉の輿に乗るしかこの時代を生き抜くことはできない。再チャレンジをする最後の手段は経済的、社会的に恵まれている相方の存在。つかさのような俺様と名乗り命令調で野性的な超セレブな男の子。それに、いくら踏まれても立ち上がる雑草のようなつくし。何だか昔と逆だな。以前は男の子が何かに挑戦する形だった。
 みんながこの時代を生き抜く方法がないんでしょうね。そして元気がないんでしょうね。だからつくしの様にたくましく生きる女の子に引きつけられるのではないかな。でも、もし、つくしが男の子だったら、再浮上の方法はあったのだろうか。

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2006.10.14

博士の愛した数式を見ました

 博士の愛した数式を見ました。最近は吉岡秀隆の出る映画を見ることが多い。あのナイーブで弱々しいイメージは現代を必死に生きる若い人たちと重なる。我慢に我慢を重ね、じっと耐えているのが現在の多くの人々の現状なのだろう。今回のπとしての吉岡君は、いつもより元気かもしれない。彼の進める数学の授業そのものが面白いから、楽しめる。私は数学は好きだけれど、きちんと理解していない。もっと哲学的に、芸術的に数学を見たかったが、この映画でまた勉強したくなった。
 映画のストーリーそのものは、原作を読んでいないのだが、素直に入ってきた。記憶の積み重ねに頼るのではなく、毎日一瞬一瞬の今を生きることそのものが大切なんだというメッセージが伝わってくる。人間は過去の記憶にこだわりすぎるのかもしれない。最近私は、休みを楽しみに生きることをやめた。仕事をしている時間も含めて、残された一日一日を大切にして生きていきたいと思っている。楽であればいいとはちっとも思わない。大変でいい。ただ、無駄な時間であって欲しくない。私にとって、そして周囲にとって貴重な時間であって欲しい。映画での80分という記憶時間はつらいけれど、名誉とか地位にこだわらない生き方は自分の好みだ。
 寺尾聡、浅岡ルリ子の演技も他人に変われない。魅力ある中年(もう老年かもしれないが)を演じさせたらピカイチ。野球の練習で心配する場面は、野球コーチがなぜあんな描かれ方なのかよくわからなかったが。しかし、さすが、小川さん、最近芦屋に移り住んだとのことですが、阪神ファンならではのこだわりが映画にも出ていましたね。
 この映画の静かで落ち着いた雰囲気は、最近の日本映画の質の高さを示している。この映画を面白いと思う観客がいる国は多くはないと思う。それなりに感じる心を持っている人が多いのですね。

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2006.10.08

四日間の奇跡を見ました

 四日間の奇跡を見ました。何よりも驚いたのは脳に障害を持ちながら天才的なピアノの演奏をする役を演じた尾高杏奈の才能です。表情や動きはその年齢からは考えられない理解力を示している。また、ピアノ演奏も大変上手。若いのに素晴らしいですね。監督の佐々部清さんも1000人以上の中から選んだだけあって、その才能を絶賛していましたね。彼の次の映画、「出口のない海」でもまた出演している。さらに、NHKの新しい朝ドラの「芋たこなんきん」でものヒロイン、町子役の青春時代を演じるそうだ。これから活躍しそうな女優ですね。
 主役の吉岡秀隆はその独特の頼りなさから特徴的ですね。改めて言う必要のない存在感のある俳優です。見ていると悲しくなってきてしまいます。彼は今回の演奏では実際に練習してベートーベンの月光第一楽章を演奏してみせた。彼は楽譜も読めない人だそうで、記憶だけで演奏していたそうだ。まあ、楽譜が読めない人はもともと記憶しやすい構造になっているのだけれど。
 ストーリーそのものはサバン症候群の女の子に介助の女性が一時的に乗り移る、そして初恋の相手である片手に障害をおったピアニストと4日間を過ごし、思いを遂げて亡くなっていく。原作は浅倉卓弥で、元々の設定やストーリーとは結構違うそうだ。私も読んでいなかったので、買ってこようと思っている。
 映画そのものの感想としては、少し監督が情感に流されたかなと言う感じで、少し間延びしている。もう少し切り取る作業が必要だったのではないか。多分、吉岡君の演奏の素晴らしさ、尾高さんの演技の素晴らしさ、その努力を捨てられなかったのだろう。優しい人なんでしょうね。
 山口県の角島で撮影されたそうだが、美しい海と自然が印象的な映画でした。

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2006.10.07

大停電見ました

 源孝志監督、原作の「大停電」を見ました。これも最近の日本映画ように、細かいところに配慮された機微に富んだ良い映画でした。ニューヨークの大停電とは違うのかもしれないが、様々な人間模様が絡み合いながら表現される。豊川悦司がとてもいい。また、原田知世もせつなくて良い。ベースの音もこころに響く。もう少しジャズも聴きたかったな。最近の日本映画って優しい物が多いようです。
 温かさが心地よい。それだけ今の日本は住みづらくなっているのかな。

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空中庭園見ました

 豊田利晃監督の作品で、小泉今日子が主演。キョンキョンは立派な女優。笑顔の奥にある狂気が見事に表現されている。映像は美しいが回転する画面に少し酔ってしまう。
 それぞれの与えられた立場を演じる家族。監督にとって、原作者の角田光代にとって現実感のない現代の家族が見えてしまっているのだろう。この作品は今の日本の家族の空虚さ、そして実態のなさを自覚するよう迫る。私たちが作るべき家族とはどんなものなのか。毎日積み重ねているはずの家族との生活とは?本当の家族とは?
 この映画を見て帰った後、男たちは妻がどう見えるのだろう。また子どもたちとの関係をどう考えるのだろう。絶賛する声の中、でもこの作品が突きつけた課題は重い。

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2006.08.21

ALWAYS三丁目の夕日、見ました

 少し古い映画になりましたが、ALWAYS三丁目の夕日を見ました。元々、原作者の西岸良平は私と大差ない大学の先輩です。同じ時代を生きてきた人間として共感することがたくさんありました。ビックコミックに彼が初めて描いた作品から読んでいました。たしか賞を受けたのは、彼がまだアマチュアだった時の事だと思います。アメリカの月着陸が砂漠の中の作り事だったという話しです。それも衝撃的で、独特の絵と共に忘れることのできない作品でした。すぐに彼の連載が始まったと思います。それからの彼の作品が、今回の映画の元になっていますね。
 貧しいけれど、苦しいけれど、夢があり、正直に懸命に生きていたあのころを描いています。いつも新しいもの、目指すべきものがあった。未来があった。

 木製の冷蔵庫が家に来たときの事は、今も覚えています。氷を上に入れるとその冷気が下に降りるんだということもその時初めて知りました。その前までは家にあった井戸で、スイカを冷やしていました。氷やさんが家の前で大きな氷を大きなノコギリで切るのを興味深く見ていました。

 洗濯板に替わり、洗濯機が来たときは驚きました。特に絞り機能がついたヤツには驚いた。ハンドルを回すと、シャツがまるで板の様にまっすぐになってでてきました。面白くて何度もやりました。また脱水槽がついた洗濯機が来たときは、何回も実験をしました。

 テレビはもちろん、力道山とルーテーズ。彼の空手チョップは日本の復興の象徴でそた。今思えば、彼は祖国北朝鮮の事を思いながら戦っていたのだろうか。そしてスーパーマンと名犬リンチンチン。ローハイドもあの主題歌とともに忘れられません。「家のパパは世界一」でアメリカの文化生活の水準を思い知らされました。憧れでした。

 当時は読む本も少なく、新聞配達をしていた男の子からもらったフランダースの犬と小公子、小公女を繰り返し読んでいました。学校の図書室の本を読むのが楽しかったな。

 お小遣いも100円たまった時、うれしくて両親に向かって「100円たまったよ!」と叫んだものでした。だいたい、50銭で2B弾を買えました。駄菓子やでは1円や5円は立派な通貨でした。おやつは近くのパン屋に走り、10円でコッペパン。時に贅沢にバターやジャムをぬってもらいました。コロッケもおいしかったな。

 夜寝るときは、蚊帳をつり、蚊取り線香をたいた。壁は塗り壁で、寝ながら足で穴を掘っていました。それが気持ちのいいこと。コタツは炭や炭団。おばあちゃんのところには、丸火鉢。真ん中に網があって、そこにはいつもお餅がのっかていました。プーっと膨らんでくるのが面白くて、よく焼いてもらいました。

 お風呂は始めはなくて、近くのお風呂屋さんに通いました。よく入れ墨のおじさんがいて、背中を三助さんに流してもらっていました。模様が面白くてよく見ていたものだ。またお風呂の帰りには牛乳、パンピー、そして必ず近くにあった焼き鳥の屋台で1本買ってもらうのが楽しみでした。しばらくすると家にもお風呂ができて、薪でわかしました。それは私の当番でした。薪割りは本当に面白くて、芯に当たるとスパーンと力も入れていないのに割れました。これもしばらくすると石炭になり、さらにコークスになりました。窯の中に、よくビー玉を入れて熱して、それを水の中に入れてヒビが入る美しさを楽しんでいました。

 遊びは野球かメンコ、独楽回し、女の子とはおままごとやゴム段。近くに空き地があり、そこで幼児から大学生まで、一緒に遊びました。泥投げや秘密基地作り、落とし穴作りなどを楽しみました。一度、顔面に泥が命中して目が見えなくなったかと思ったこともありました。もちろん、その反対に友達の顔面に石を当てて、タラーと血がたれてきたこともありました。電車の線路の上に釘を置いて、手裏剣を作ったこともありました。耳をつけると遠くの電車がすぐ近くにいるように聞こえたことも覚えています。線路脇に寝ていたら、顔の上に水がかかりました。後で母親に聞いたら、トイレの水かもしれないとおどされました。土手には木と草で作った小屋をつくりましたが、すぐに保線区の人たちに壊されました。一度、ハラッパが火事になり、子どもたちがそれからは火で遊ばないようになりました。

 家の屋根の上には良くのぼりました。そこで空を見ていたり、木に飛び移ったり、隠れて2B弾を通行人に投げたり、今考えるとかなりいたずらもしました。近くの友達と電信柱にエナメル線を結びつけ、電信遊びもしました。ツートンと動いた時はうれしかったです。でも信号は覚えられませんでした。すぐに電気会社の人がきてとっていたのには驚きました。僕らの苦労して設置したものを勝手にもっていくなんて、と思いました。

 食事は丸いちゃぶ台。みんなでそれを囲みながら食べました。お米は最初は配給。砂糖や塩も不自由だったと思います。鰹節を割って、そのかけらをしゃぶっていました。いい味でしたね。最初はサンマを七輪で焼きました。煙がすごくて、風上に回り込みながら焼きました。後、なぜか海苔巻きが思い出されます。母親が作る海苔巻きを横で見ていて、時々くれる端っこを楽しみにしていました。

 思い出すと、キリがありません。私の小さい頃は守りではありませんでした。いつも夢と未来がありました。そして映画にもありましたが、鍵なんかかけていなかったんです。縁側ではよそのおじさんとお茶を飲んだり、将棋をしたりしました。私は昔が良かったなんて言いません。いつの時代も年寄りは昔を懐かしんでそう言います。それは昔の時代が良かったのではなく、夢と未来を持った自分がそこにいたということなのだと思います。進歩や変化が望めなくなった老人がいうことです。まだ、そんな状態に持っていきたくはありません。ただ、あの映画が賞をそうなめにし、みんなが良い映画ということは、今の日本が夢も未来も失ったからなのかもしれません。

 これからの日本や世界に希望を残すためにも、あきらめずに当たり前の日常にある小さいことからシーシュフォスの神話の様に、石を積み上げていきたいですね。

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2006.05.29

ダビンチコード見てきました

 今日は休みだったので映画を見てきた。一応原作のダビンチコードに敬意を表して。「面白かった」という意見があってもいいのだろうが、正直言って「なにこれ?」って感じ。トム.ハンクスはいわれているほど悪くはない。オドレイ・トトゥは初々しくてなかなか可愛い。またベズ・ファーシュ役のジャン・レノやシラス役のポール・ベタニーは、脇役として良い味を出している。
 しかし、あの膨大な謎解きサスペンス本を映画に詰め込むのは、そもそも無理だったのではないだろうか。本をすでに読んでいる人とそうでない人の感想はかなり違うだろうし、読んでいない人は宗教にからむテーマを理解できたのだろうか。
 私にとっては、一つ一つの場面や謎解きがあまりにも簡単で、本で味わった胸が躍る感じを味わうことができなかった。まあ、すでに、先がどうなるか知っているといくこともあるのだが。
 映画としてはストーリーを追う形になっていて、見る者に考える時間を持たせることができていない。キリスト教の持つ神秘性、謎、聖盃伝説、キリストの謎、ダビンチの謎、モナリザの謎、それら全てが中途半端に紹介されていて、内容を深めることができていない。また暗号を解く楽しさ、それにまつわるラングドンの天才ぶりも伝わってこない。
 謎解きの意味を考え、記憶しながら筋を追っていくこのようなタイプの映画の中に、素直に感情移入ができないのだろう。本気でダンブラウンの小説を映画にすると、大長編映画になってしまうのかもしれない。本の中では、効果的に、かつ的確に描かれる各登場人物のエピソードも、その挿入の仕方が難しい。CGや特殊効果の部分も悪くはなかったが、本当に必要なのかどうかといわれると、なくても困ることはなかった。
 さらに、主人公にしろ、警部にしろ、司祭にしろ、人物に存在感がない。それぞれの苦悩が表現されていない。突然表れ、突然その役割が暴かれ、突然消える。小説の巧妙な組立が生かされていない。これは小説の面白さにまったく追いつけなかった作品といえよう。できたら小説から先に読み、映像でルーブル美術館等の観光スポットに行った雰囲気を補足する程度の作品と考えるといいだろう。

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2006.05.05

かもめ食堂を見てきました

 久しぶりに映画を見てきました。最近はケーブルテレビで何かをしながら見ることが多くて、まともに映画だけを見たのは本当に久しぶりでした。「かもめ食堂」はテレビで紹介されたとき、何だか俳優やスタッフ、フィンランドが舞台等、何だか変わった映画で面白そうだなと思いました。
 実際に見た感想としては、なかなか含みがあって良かったなという感じです。微妙なズレを前提にしつつ、時の変化から逃げることなく、現状を納得いくように生きていく人たち。外部からのどのような働きかけも素直に受け止め、飲み込んでいってしまう主人公たち。世界の終わりでも美味しい物を食べながら好きな人たちと楽しい時間を過ごすという主人公たち。人生をどこかで達観し、自分なりのこだわりの中で率直に生きる人たち。現代社会の中で、必死にジタバタする人たちや悪あがきする人たちが多い中で、自分の身の丈にあった世界で納得いく生き方を貫くことでこの暗黒を突き抜ける人たちを描いている。
 でも、この映画の感覚をわかる人ってどんな人たちなんだろう。そしてこんな風に生きている人たちってどのくらいいるんだろう。

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