環境

2010.03.20

地球の「温暖化」は科学と政治と経済問題の渦の中に!

 最近、温暖化は嘘だという意見が聞こえてくる。それは、海面上昇の速度計算に間違いや誇張があるということや、温暖化には二酸化炭素より水蒸気の方が大きいなどという意見、また、気温の測定の仕方に問題があるとか、地球が現在は間氷期にあるとか、太陽活動や宇宙線の影響だとか、いろいろ出ている。(地球温暖化に対する懐疑論クライメート事件という怪しげなものも出てきている。

 でも、専門家ではない人からの、一方的な根拠に基づいた発言も見られる。なぜ、こんな事になっているのだろうか。

 そもそも世界の温暖化の問題は、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によって検討され、世界中の専門家によって、様々な観点から検討され評価報告書が作成されている。2007年の第4次評価報告書(AR4)では、温暖化は間違いないと断定している。日本の環境庁の「STOP THE 温暖化 2008」も、大変わかりやすい内容にまとまっている。(全文版はこちら・これの方が読みやすい!)

 それでも出てくる温暖化問題の混乱は、そこに政治的な思惑や経済の問題が入り込んできているからではないか。ゴア副大統領やオバマ大統領は、確かに環境問題を政治の旗印にした。また、日本でもそうなりつつある。また、反論される方々の政治的立場も一定の傾向を持つように見える。

 私たちは、このような問題に直面した時、どのように判断すべきなのだろうか。

 一つは、双方の意見に注意深く耳を傾ける事が大切だと思う。結論だけを声高にいう人々がいるが、声の大きさや自信に満ちた態度で判断するのではなく、その根拠を注意深く把握する必要がある。
 確かに温暖化は地球の環境問題は、時間的な経過や規模、多くの要因があるので、そう簡単なことではない。どちらの意見が、より正確な情報に基づき、判断しているかを読み取らなくてはならない。

 もう一つは、発言される方々の背景を把握する必要がある。それぞれ政治的な背景や団体の思惑を代表して発言されていることがある。今回の日本での意見の混乱の背景には、この政治的な背景が結構見られると思う。

 さらに、経済の問題も影響があるようだ。石油関連の団体や原子力関連の団体、それぞれ温暖化をどう見るかによって、今後の経営に関係する場合もあるとのこと。
 確かに、温暖化の危険を言えば、原子力への流れができるし、逆に温暖化は嘘だと言えば、今までの石油を中心とした化石燃料を使う産業にとっては有利になる。家電や車でもエコは売りの一つだ。日本の技術の中でも、環境関連は柱の一つだ。

 これらを把握して自分自身の立ち位置を定めて行かなくてはならない。いつも、科学は絶対に確実なんて事は言えない。変わりゆくものだ。だから、その時その時の様々な根拠に目配りをし、判断しなければならない。自分を固定化しないことが大切だ。

 とりあえず、現在、どのような意見の方々も共通して選択できることは、「石油燃料や化石燃料は、永遠には続かないのだから、エネルギーの無駄使いは止めよう」ということなのではないだろうか。もともと、昔、私の子どもの頃の説だと、私が大人になった頃には石油がなくなるはずだったのだから。・・・これもfusigiなことだけれど。

 なお、今月のNewtonがCO2の特集を組んでいる。とても参考になりました。


 

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2008.12.11

今日から「エコプロダクツ2008」が開幕

 今日からビックサイトで環境をテーマにした「エコプロダクツ2008」が3日間、開催される。13日(土)まで。

 私は昨年に続いて2回目の参加だが、行くたびにビックリする。それほど巨大な催し。今年は、小、中、高校生だけで2万人が参加するという。

 展示企業は日本を代表する大企業から、小さなNPOまで様々だ。私が面白かったのは全農。また日本野鳥の会、学研。ここら辺は趣味の範囲。

 食べるところはほとんどないので、お弁当をもって行った方がいいだろう。昨年より、、物をあげる雰囲気はなくなってきたが、まだ物量で勝負するところが結構ある。あれをやめないと物を目当てに参加してしまい、じっくり見て回らない子どもたちであふれてしまう。静かに、じっくり考えることができる会にしたいものだ。
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