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2014.03.16

TRASHMASTERSの「虚像の礎」は傑作!

 昨日に引き続き、TRASHMASTERSの「虚像の礎」の内容を考えていた。初めてかもしれない、次の日になっても、いろいろ考えさせられるのは。

 最後の場面の意味は何だったんだろう。相方とも話してもう一度私なりに考えてみた。そう、最後の場面の台詞でも出てきた「考えろ」というメッセージ、そしてタイトルの「虚像の礎」も含めて。
 
 外では現実を象徴する爆破音、中では「考えろ」と虐げられたものを説得する劇作家。そしてそれを聞いて恋人を解放して現実に戻る元恋人。

 もしかしたら、たとえ現実とは違うことでも、「思い込む」ことで、「虚像の世界を虚像のまま自らの心に受け入れること」で現実は変わるというメッセージなのか。では演劇とは何なのだろうか。何ができるのだろうか。

 誉めて育てることの問題点の指摘も考えさせられた。傷つくことを避け、傷つけることから逃げて、お互いに甘やかして突き詰めることなく創られた人間関係、それでは人は育たないというメッセージは素直に理解できた。

 今回の芝居は相変わらず盛りだくさんのテーマがあり、思考が分散する傾向は避けられないが、私にとっては現実にどう立ち向かっていくのかという作者本人の問いかけと自分なりの解答が散りばめられていたと思う。

 人はどう思うかは小説、音楽と同じで演劇も意見が分かれるところだと思うが、思考を促す力のある傑作といっていいと思う。さて、次はどんな手でくるのだろうか。
 

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