星野卓誠君が出ているTRASHMASTERSの「背水の孤島」を見てきた
息子の友だち、星野卓誠君は、最近中津留章仁さんの舞台に立つことが多い。真っ当に社会的な問題に切り込むことが多い正統派の脚本家。彼は正義の人ですね。
今回のとトラッシュマスターズの「背水の孤島」は、3時間10分の超ロングの舞台で、休憩なし。二部構成で、一部は東日本大震災をテーマに、そこで生きる家族やボランティア、地元の人々、報道、政治家などを登場させ、二部は震災後の日本をテーマに未来の日本を描いている。
内容はまだ19日まで舞台が続いているので詳しくは書けないが、この長編を飽きないで一挙に見ることができた。現実を描いた第一部はかなり現地の状況に切り込んでいる。素通りしただけでは見えない現地の状況を細かく再現している。人間が生活するということはきれいごとでは済まない。でも、きれいごともなくては生きられない。希望があってこそ人は立ち上がれる。
第二部では、未来の日本で起こりうる状況を想像しながら、そこで自分なりの答えをもって生き抜く人々を描いている。一部の現実と見間違うほどリアルな世界と二部のありえない虚構の世界。明確に対比させることによって、私たちにいったい何を選択するのか迫る。あなたはどうする?
星野君は舞台の引き回し役。大変重要な役を、膨大なセリフと共に的確に演じている。安定感たっぷり。脚本家に信頼されて使われていることがよくわかる。他の出演者も不安なく見ることができる。魅力的な劇団だ。これからの舞台もまた見に行きたいな。
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