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2011.09.05

大沼紀子の「真夜中のパン屋さん」を読んだ

 大沼紀子という作家は知らなかった。でも面白い題名なので手に取ってみた。なぜ、真夜中なんだろう?読み進めていくうちに、ここが舞台であることがわかった。それもマイノリティの人たちの。
 真夜中にパン屋に来る人なんて、普通ではない。普通といわれる人たちは昼間働き、夜は寝る。彼らはマイノリティのためのパン屋さん。
 登場人物も当然、社会的少数派。彼らの生き方も一般社会からは外れた道を歩んでいる。その中で、お互いが結びつき、助けあい、新たな連帯を生み出していく。何だか、少し昔の時代に、そんなことを言った人たちがあったような・・・。
 物語そのものは、生きるのに不器用な人たちが、パン屋を舞台に様々な課題を克服していく。次から次へと仲間が増えていく。何だかドラクエのような・・・。
 最後の方で少し解説が多くなってしまったのは残念だが、全体として楽しく読める。また、次の作品でどのように進化していくのか楽しみだ。

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» 真夜中のパン屋さん/大沼 紀子 [◆小耳書房◆]
真夜中のパン屋さん /大沼 紀子/ポプラ文庫 「カッコウな母親」。カッコウは托卵する鳥。自分が産んだ子供を他人に預ける母はカッコウだから仕方がないのだと、親戚やら色々預けられて育った希実はそう思っていた。腹違いの姉のもとへ行けと、母の置手紙を頼りにやってきたパン屋は、真夜中に営業する不思議な店だった。 だが腹違いの姉は半年前に他界し、その旦那と横恋慕男と二人でやっているパン屋さんに希実は住みこむこととなった。 nbsp; 腹が減ってると不機嫌になる。 パンはどこでも、一人でも食... [続きを読む]

受信: 2011.09.29 00:11

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