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2011.09.23

iPhoneのauからの発売は、スマートフォン戦線に何をもたらすか?

 auからのiPhone発売という今回の報道について、KDDIはまだ公式には認めていないが、まず確実に実施されるだろう。auは基地局が多く、iPhoneの最も大きな弱点だったつながりの悪さを解消できるのではないかということが期待されている。もうすぐ契約者数で追いつかれそうになっているauにとっては、切り札とも言えるカードだ。

 auユーザーだけでなく、ソフトバンク、Docomoからも契約者は流れるだろう。ただ、程なくいくつかの問題点が明らかになるだろう。事前に可能性を洗い出してみよう。

1、周波数が第二世代のため、巨大なデータの扱いができないのではないか。スマートフォンを使用するとき、ネットの利用が主流になる。auは第二世代周波数で対応できるのだろうか。第三世代周波数への移行は来年7月の予定なのに、今、移行しても問題はないのか。
2、iPhoneと今までのガラパゴス携帯で、相互のやりとりがスムースにできるのか。特にキャリアメールは対応可能なのか。
3、アップルとどのような条件で契約を行ったのか。アップルの販売ノルマの要求に対し、応えることができるのか。それを達成できなかった場合はどのようなペナルティがあるのか。また、ノルマを達成するためにはauはどのような対策を打ち出してくるのか。
4、DocomoさえiPhone発売の噂される中で、日本の携帯端末メーカーはどのようになっていくのか。それでなくとも、日本のみに追いつめられている日本メーカーは生き残ることができるのか。国内メーカーが倒れてしまったら関連産業を含め、さらに多くの失業者が生まれてしまうのではないか。
5、民間会社として国家的企業と戦うソフトバンクも正念場を迎える。万が一、伸びが鈍る様だったら、自転車操業状態の経営が悪化する可能性がある。それも、独占体制をもたらしてしまい、結果的に企業競争力を奪う。

 さて、しばらくはauは勢いを回復するだろう。その後の混乱をどう乗り越えることができるのか、10月のiPhone5の発売以降が勝負になるだろう。注目の秋になりそうだ。

日経ビジネス
 

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