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2011.08.01

恩田陸の「ユージニア」を読んだ

 恩田陸は様々な小説を書く。「朝日の様にさわやかに」とか、「チョコレートコスモス」、そして今回読んだ「ユージニア」。タイプが全く違う。

 ユージニアは挑戦的な小説。謎を作者が解くことはない。最後を読んでもよくわからない。思わず、もう一度最初に戻って読み返してしまう。作者の罠にはまった感じ。すると様々な伏線に気が付くという流れ。

 読者に小説を読んだ楽しさを提供するということより、このような世界もあるのではないですか、という投げかけがされていると思う。

 こんな大量殺人にはきっと明確な理由があるのだろうと思っていると、作者は人間という動物は、たいした理由もなく殺してしまうこともあるんですよと言ってくる。

 しかも、小さな、目の見えない、さらに人々に愛されていた女王様のような少女。そんな彼女が静けさを求めて人を殺す。動機なんてなくても人を殺せる。そんな世界になっているんだとも言っているようだ。

 この小説は、元気な人は読んだら面白いと思うが、ちょっと落ち込んでいる人は読まない方がいい。少し危険なにおいのする小説だった。

 

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