角田光代さんの「対岸の彼女」を読んだ
第132回直木賞を受けた作品、角田光代さんの「対岸の彼女」を読んだ。複雑な構造をしていて、過去だったり現在だったり、私だったり、彼女だったり、様々な方向から流れを作っていく。ライトが各方向から当たり、全体が次第にくっきり浮かび上がるという構造なのだろう。
最初は誰の事をいっているのか関係が少しわかりにくかったが、次第に状況が把握でき、ようやく流れに入り込めた。現在の葵と過去の葵があまりにも違うため、何が彼女を変えたのかが知りたくなった。でも、そこはあまりよくわからなかった。
男性と女性で、この小説の評価が違うような意見があるが、私はそうは思わない。結構、普遍的な人間と人間の関係を描いていると思う。友だちとの関係の変化、あるいは学生から社会人への変化を織り交ぜながら、2人の中年女性の関わりを描いている。みんな思い切って壁を乗り越えなければならない。黙々と、テキパキとそして悠々と。
「8月の蝉」と「対岸の彼女」、なかなか面白い小説でした。
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コメント
ずっと読みたかった本です。やっと読むことができました。
高校時代の女子の親友との付き合いってこれに近いものがありますよ。私も思い出してキュンとなりました★
とても面白い小説を読んだなぁと満足できました。食卓に置いておいたら、娘が読みたいと言って、通勤かばんに入れました。
角田光代、ハズレなしですね。
投稿: mickey♪ | 2011.11.13 00:47