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2011.04.24

星野卓誠君出演の、中津留章仁LOVERS VOL.3『黄色い叫び』を見てきた

 最近、話題の気鋭の脚本家、中津留章仁のLOVERS VOL.3『黄色い叫び』を見てきた。息子の友人である星野卓誠君の出演する舞台。いつも楽しみにしている。

 今回は、震災をテーマに脚本家の叫びのようなものがストレートに出ている。言いたいことがたくさんあるんだな。怒りや嘆き、つぶやきの中に彼の素直な性格が良く出ている。表現者のエネルギーも伝わる。

 都会の犠牲になっている田舎。

 地震の時の買い占めなどの身勝手な都会な住民の行動。 

 多少の寄付金を出せばそれで終わりにしてしまうだろう都会の人々の偽善性。

 現状を行動することなくあきらめで覆い尽くしてしまう田舎の人々。

 無力で自分をアピールするばかりで実効性ある対策を打てない政治家。

 在日に対する差別。

 結婚することさえできない農家の担い手。

 様々な問題を提起している。彼がパンフレットに書いているように、今、この状況で演じるべき芝居をやるという決意の通り、真っ向から現状に立ち向かい、今回の公演に仕立てた。多分、台本は直前まで書き直しを行ったのだろう。本当にタイムリーな内容だった。

 150分の内容は退屈しない充実ぶりだった。脚本としては、もう少し焦点を絞り、全てを語ろうとしなくてもいいのではとも思うのだが。語り尽くすのではなく、感じさせる事が、考えさせることができたらとも思う。ただ、これが若さの良さなのだとも思う。このエネルギーがなくてはね。

 星野君の演技は田舎の会社の専務の役。演技力も表現力も十分。

 演技者としての実力を蓄えた。中津留さんと組んでの公演はまだ今後も続きそうだ。内容も含めて楽しみだ。

 彼にはコミカルからシリアスな表現もできる幅の広さがある。メリハリも効いている。いかにも舞台人という感じになってきたな。これからの舞台も楽しみだ。

 この公演は今日の午前中で終了。八幡山のワーサルシアターという小さな舞台で、その良さもあったが、もっと多くの人に見てほしかったとも思った。次の公演も楽しみだ。

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