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2011年4月の記事

2011.04.29

有川浩の「シアター2」を読んだ

 ミステリー系ではない小説の中でこれだけ面白く書ける作家もそう多くはないと思うのだが、有川浩の「シアター2」を読み終わった。劇団を主宰する春川巧と債権者である兄、司の兄弟を軸にして、周辺の劇団員たちの青春群像を描いている。

 羨ましいばかりの若さ。私のような年齢のものにとっては、とうの昔に通り過ぎてきた道。何だか作者の意図とは別に、高齢のものにとっても懐かしさをおぼえ、読んでいて嬉しくなってくる。昔、あんな風に悩んだよなとか、こんな壁は乗り越えてくれよなどと声をかけたくなる。

 劇団は運営が大変だと聞いている。利益を出せる団体はほとんどいないとも。また俳優の多くは生活をするのも苦しいそうだ。その壁を乗り越え、利益を出せるような組織に変換させようとする兄の奮闘もさわやかだ。まあ、解散させるために支援するという設定は建前。一番の応援団は兄なんだろう。

 魅力的な人物がたくさんいる劇団という存在。これは一度やったらやめられないと言うのも、わかるな。「シアター2」は「シアター3」で終わるようだ。早く読んだみたいな。


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アスパラを種から育てました・・・3年目で立派で美味しそうな芽が!

 私はアスパラが大好き。ただ、種から育てると収穫に3年かかる。職場の学校園のフェンスの際で育ててみた。真ん中で育てると、多分生き残れないので・・・。
 最初はプランターで育ててみた。無事に発芽し、フワフワっとした羽の様な葉がしばらくすると出てきた。夏の暑いときもそんなに面倒をみたわけではないが、無事に何本か生き残った。ただ、その内の1本だけ、ダメになっても元々という感じでフェンス際に植え変えた。何となく危険性を感じて・・・。

 この時、同時にネギも育ててみたのだが、管理が悪かったので細い鉛筆のようなネギしか育たなかった。やはりプランターで放りっぱなしでいい野菜が育つわけもない。

 悪い予感は当たり、プランターに残ったアスパラとネギはある時、全て入れ替えられ、別の植物が植わっていた。多分、雑草と間違われ、使われてしまったのだ。細々ではあるが、アスパラも残っていたのに・・・。

 たった1本になったアスパラは、何とか無事に根付き、育っていった。2年目も主事さんに、雑草ではないので刈らないようにお願いし、何とか生き残った。次第に背丈がまし、フワフワの葉っぱや茎も数が増えていった。

 ところが、2年目の終わり、秋の終わりぐらいだろうか、ふと見るとアスパラが見あたらない。そう、主事さん達が学校園をきれいにしてくれたのだ。作業しているのはわかっていたので、一言確認しておくのだったと後悔した。今更行っても始まらないので、縁がなかったとあきらめた。

 それが、この4月に入ってふと見ると、緑の大きな新芽がニョキッと2本、出ていたのだ。本当に美味しそうで立派なアスパラ!高さが60cmから80cmぐらいある見事なものだ。根本をみると、そこには新しいヒョロッとしたアスパラの芽も出ていた。また鉛筆より細い新しい葉をつけた茎もあった。

 そう、アスパラはしぶとく生き残っていたのだ。切られてしまった3本の茎も枯れてはいるが、その周囲から新しい命が育ってきていた。

 とても切って食べる気にはなれず、仲間の先生方や主事さん、栄養士さんなどを呼んで、この素晴らしいアスパラを頼むから守ってほしいとお願いした。今年は我慢。もう少し株を大きくし、立派な芽をたくさん出せるようにしていきたい。

 本当は一番危険なのは子どもたちなんだけれど・・・。

 それにしても、アスパラをもっと増やしてみたいな。本当に美味しそうなので。
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2011.04.25

放射線量の分布や積算線量の推定マップが日本でも公表される

 今まで情報の公表が遅かったり、全ての情報を公表していないのではないかと疑われてきた日本政府。

 環境中の放射能汚染のモニタリングを強化し、今月中に大気中の放射線量の分布や積算線量の推定マップを作って公表すると発表した。

 そう、全てのデータを透明化させ、情報を国民と共に共有化することこそ、不安に立ち向かう人々を応援する真っ当な方法なのではないか。必要だったら、避難させることも大切なのだ。

 今回の発表で、政府への信頼性が高まることは、海外からの信用回復にも役立つ。正直にやるしかないのだ。

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有川浩の「シアター」を読んだ

 中津留章仁の「黄色い叫び」で芝居を見てきたばかりの私としては、この有川浩の「シアター」はタイムリーな作品。「Theater劇団子」所属の沢城みゆきさんが有川浩さんの「図書館戦争」に出演してことがきっかけで、この「シアター」が生まれたとのこと。
 
 この中で、彼女が語っている言葉は興味深い。

「どんなジャンルであっても、客層を広げる可能性を持っているのは玄人好みの商品ではない。素人がカジュアルに楽しめる商品だ。カジュアルな商品こそそのジャンルの間口であって、それを軽んじる業界は廃れる。新規の客を弾くからだ。」

「自分の気に入った商品がバカにされるような業界に一体誰が金を落としたいものか。」

 これって、失礼だが、有川浩さんそのものが言われてきたことから生まれた言葉なのではないか。彼女はあえて大人向けのライトノベル作家と名乗っていると言われているが、そこにはこんな気骨のある精神が貫かれているのではないか。

 そう、一般の読者を楽しませることは並大抵ではない。とてつもなく難しいことを難しく書く人は結構いる。でも、難し事を易しく書く人は多くはないのだ。自分を謎として置いておく方が格好がいい。フレームアップすることなく、平易に表現することはとても大切な事だと思う。

 「シアター」そのものは、魅力的な春川兄弟と声優の羽田千歳という魅力的なキャラクターに、各俳優人を配し、劇団の発展の可能性を感じさせる作品になっている。相変わらずよく調べて書いているなと思ったら、わずか3ヶ月で書き上げた作品と後書きで書いてあった。

 それにしても、有川浩さんって、資料や情報を、本当に上手にまとめていく人なんだな。

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2011.04.24

Google Earth 6 で被災地を見てみると、大震災後の恐ろしさが!

 今回、Google Earth 6を入れてみた。以前、一度入れていたのを削除していたので、もう一度インストールしてみた。機能が大幅にアップしていて、様々な機能が付け加えられていた。

 大震災の被災地の様子や原発の様子も見ることができた。衛星画像は、津波の被害の様子をくっきり映し出していた。まるでおもちゃのように家がこわれ、船が打ち上げられ、車やコンテナをひっくり返していた。4月6日の画像もあったが、仙台や石巻はまだグチャグチャで復興が進んでいるとは思えなかった。

 ただ、道路のかなり多くは開通していて、多くの車が走っていた。津波の恐ろしさは、家を根こそぎ持って行ってしまう威力のすごさだろう。津波が来ていないところは、ほとんど無傷に見える。道路一つはさんで全く問題なく残っている。高低の差がこれほどの違いをもたらすなんて。

 陸前高田や石巻などは地形から行って被害が大きくなった訳もわかる。グーグルアースの威力を思い知った一日だった。

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伊坂幸太郎の「陽気なギャングが地球を回す」を読んだ

 好きな作家の一人、伊坂幸太郎。彼の初期の小説を読んでみた。この「陽気なギャングが地球を回す」は、「悪党たちが目にしみる」というサントリー大賞で最終選考に残り、そこで徹底的に叩かれた作品が原型だそうだ。見た目より打たれ強い作家なんだな。

 彼の小説は現実と非現実がさりげなく当たり前のように混じっている。この小説でも正確な体内時計をもつ女性や嘘発見器のような男が登場する。でも、いつもよりは現実に近い。銀行強盗の話だから、私たちの現実からは遠いけれど。

 エンターテイメント性の高い内容だと思う。でも、その中に人の生き方とか、作者の人を見る目が素直に表現されている。ただ、この作品はいつものような内容の緊張感はなかったかな。わりと先が見えた感じ。最後の展開も予想できた。

 大沢たかおや佐藤浩市の出演で映画にもなっている。楽しめる作品の一つではありました。


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星野卓誠君出演の、中津留章仁LOVERS VOL.3『黄色い叫び』を見てきた

 最近、話題の気鋭の脚本家、中津留章仁のLOVERS VOL.3『黄色い叫び』を見てきた。息子の友人である星野卓誠君の出演する舞台。いつも楽しみにしている。

 今回は、震災をテーマに脚本家の叫びのようなものがストレートに出ている。言いたいことがたくさんあるんだな。怒りや嘆き、つぶやきの中に彼の素直な性格が良く出ている。表現者のエネルギーも伝わる。

 都会の犠牲になっている田舎。

 地震の時の買い占めなどの身勝手な都会な住民の行動。 

 多少の寄付金を出せばそれで終わりにしてしまうだろう都会の人々の偽善性。

 現状を行動することなくあきらめで覆い尽くしてしまう田舎の人々。

 無力で自分をアピールするばかりで実効性ある対策を打てない政治家。

 在日に対する差別。

 結婚することさえできない農家の担い手。

 様々な問題を提起している。彼がパンフレットに書いているように、今、この状況で演じるべき芝居をやるという決意の通り、真っ向から現状に立ち向かい、今回の公演に仕立てた。多分、台本は直前まで書き直しを行ったのだろう。本当にタイムリーな内容だった。

 150分の内容は退屈しない充実ぶりだった。脚本としては、もう少し焦点を絞り、全てを語ろうとしなくてもいいのではとも思うのだが。語り尽くすのではなく、感じさせる事が、考えさせることができたらとも思う。ただ、これが若さの良さなのだとも思う。このエネルギーがなくてはね。

 星野君の演技は田舎の会社の専務の役。演技力も表現力も十分。

 演技者としての実力を蓄えた。中津留さんと組んでの公演はまだ今後も続きそうだ。内容も含めて楽しみだ。

 彼にはコミカルからシリアスな表現もできる幅の広さがある。メリハリも効いている。いかにも舞台人という感じになってきたな。これからの舞台も楽しみだ。

 この公演は今日の午前中で終了。八幡山のワーサルシアターという小さな舞台で、その良さもあったが、もっと多くの人に見てほしかったとも思った。次の公演も楽しみだ。

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2011.04.23

バリューコマースから登録承認のお知らせが・・・

 バリューコマースに登録の作業をして、次の日、メールで承認のお知らせがきた。そこに登録や作業の仕方が書いてあるページへのリンクが書いてあった。

 私のサイトはいろいろな内容がごちゃ混ぜになっているので、承認を迷うかと思っていたのだが、これでも良さそうだ。「厳正な審査の結果」と書いてあった・・・。

 そこで、ココログのブログである本サイトにバナーを貼ってみることにした。

 手順は以下の通りだった。
1,メールで知らされたバリューコマースのサイトから提携先に申し込む
2,次の日、各広告申込みの会社から承認がメールで知らされた。
3,提携先から承認が得られると、登録サイトが「バリューコマース」のオファー検索のところにある「あなたのオファー」の「提携済み」というところから選択できるようになる。
4,そこで「提携済み」の各会社の中から、広告したい企業を「広告を選ぶ」で選択する。
5,好きな広告の画像を選択し、「コードを取得」を押すと「このHTMLコードを選択」というコメントが出てくるのでそれを押すとHTMLが青く選択される。
6,青く選択されたHTMLコードをコピーする。
7,今度は別に開いておいたniftyの「マイリスト」にいく
8,そこにあるリストに追加する(私の場合はバナー専用の場所をとったが、それはいろいろできる)
9,そこで「項目を追加する」を選択して「備考」の欄に、先ほどコピーしておいた広告のHTMLコードを貼り付ける。
10,最後に保存すれば終了。

 しばらくバナーが出てくるのには時間がかかるが、数分後にはバナーが動作し始める。まあ、最初はいくつか試行錯誤はあったが、いったん理解してしまえば簡単だ。

 私が誤解したのは画像をこちらでフォルダにコピーする必要があるのかと思ったが、コードをみるとそれも自動で取得している。コードの貼り付けだけで今後はバナーを増やせる。

 良く行くサイトに検索なしで直接行けるのは、それなりに便利かもしれない。

 これで一つ課題はクリアできました。

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2011.04.20

アフィリエイトのやり方を調べ、バリューコマースに登録してみた

 パソコンを利用して利益を上げることは全く期待していない。ただ、実際にどんなものか試してみようと思った。そこで、いくつかのアフィリエイトサイトを調べてみた。

 いくつもの会社があるのと、様々なサービスの違いはあるが簡単にまとめてみると以下のようになるだろう。

 『アフィリエイトとは、「ホームページ上に広告を掲載し、広告報酬、成功報酬を得るサービス」のこと。また、コマーシャルを出す側と、コマーシャルをのせる側を仲介する会社を「アフィリエイト・サービス・プロバイダ」(ASP)といっている。』

 代表的なASPには以下の会社がある。
 1,リンクシェア
 2,バリューコマース
 3,アクセストレード
 4,JANet
 5,トラフィックゲート
 6,エーハチネット
 7,電脳卸
 8,1億人.com
 
 まあ、今まで仕組みを考える時間も意欲もなかったので放っておいたが、どのくらいAmazonと違いがあるのか試してみたくなったのでASPに登録することにした。

 最も一般的な感じがした日本で最大級と言われる「バリューコマース」に登録してみた。登録方法は簡単で、基本的な個人情報を登録し、自分のサイトのURLを入れるだけ。

 私が最も迷ったのは、自分のサイトがどの傾向のブログなのか質問されたこと。このサイトはジャンルが多岐にわたる。どの傾向に一番近いか等と聞かれても困ってしまう。多様なのが自分のサイトの特徴。そして私の特徴。ルネッサンスこそ、私の理想。網羅的に生きていきたいのだ。それを反映しているのが、このブログ。
 
 これは私なのだから・・・。

 まあ、とりあえず、登録するとメールが送られてくる。そこにのせてあったバリューコマースのサイトに行き、そこに自分のメールアドレスと仮パスワードを入れる。そうすると本登録の流れになり、本パスワード、秘密の質問などを登録する。

 その後、自分の記事に貼り付ける「タグ」が表示される。それを自分のサイトの記事の一番上に貼り付ける。

 それで最終の確認作業に移り、URLが確認されれば終了。その後、振込先の銀行口座の登録等があるようだ。さて、どのくらいのスピードで承認されるか、それとも承認されないか時間を追って報告していこう。

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2011.04.16

携帯電話はペースメーカーに影響を与えないことを総務省が確認

 昨日、電車の中で結構お年の人が携帯電話を使っている向かい側の席の人に文句を言っていた。しかも、電源を切っても文句を言い続けていた。さらに立ち上がって彼の近くの壁をたたいたり、自分の降りる駅で無理矢理降ろそうとしたりしていた。

 よっぽど、間に入るか、駅員や交番に通報しようかと思った。

 本人の言い分は、ペースメーカーを入れているので携帯を使っている人は許せないというのだ。さらに痛いこともあると言っていた。「殴ってやろうか」とか、「裁判を起こしたかったんだ」などとも脅していた。

 ペースメーカーを入れている人の不安は理解できる。私の両親も心臓が悪い。ペースメーカーさえ入れることができない。いつ、止まってもおかしくないと言われている。しかし、相手の行為に対し、このような脅しをかける行為は許されるべきではない。

 しかも、現在のペースメーカーは携帯電話により影響がないことは確認されている。10年前からの機種でも影響はないとのこと。携帯電話が原因で心臓ペースメーカー使用者が死亡した事故は、2006年時点で一例も報告されていないとのこと。さらに世界で電車の中でこのような席が設けられているのは日本だけと聞いている。

 そもそも、よく考えたらわかるように、あの狭い金属製の電車の中で、携帯の電波は十分飛び交っている。それで具合が悪くなったり、調子が悪くなるようだったらとっくに最悪の状況になっている。

 電波を発射する機器は、携帯電話端末のほかに、PHS端末、ワイヤレスカード(非接触ICカード)システム、電子商品監視装置(EAS機器)、RFID機器(電子タグの読み取り機)、無線LAN機器など多岐にわたるようだ。それが全て影響を与えるのだったらペースメーカー使用者は動きが取れないのではないか。

 今回の問題は、心臓に不安をかかえる方が、携帯電話の利用を不安に思ってしまう情報不足に問題があったのではないか。また、一つのマナー教育としての意味合いもあったのではないか。

 携帯を電車の中で使うなという圧力をかける正当な理由として利用されているのではないか。もう、あの席で携帯電話を使用しないように掲示するのはやめたらどうなんだろう。

 ところで、彼は本当にペースメーカー利用者だったんだろうか。


総務省
平成21年度の調査では、1.7GHz帯及び2GHz帯の周波数を用いる携帯電話端末のうちHSUPA方式を用いて高速なデータ通信を行うものを対象とし、心臓ペースメーカ等の植込み型医療機器としては、現在使用されている代表機器(植込み型心臓ペースメーカ41機種、植込み型除細動器28機種)を対象として調査を実施しました。
その結果、HSUPA方式を用いた携帯電話端末の電波がこれらの心臓ペースメーカ等の植込み型医療機器の機能に影響を与えないことを確認しました。
 

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壊れたパソコンのデータを引き出すのに便利なケーブルセットUD-303SM

 娘の古いパソコンが壊れた。そう古いわけではないが、中にあるデータを救い出したい。ヨドバシの修理センターに依頼したら、マザーボードの交換等で10万を超える金額が提示された。新しいパソコンが買える値段だ。
 
 そこで、データだけ救い出すことを考えた。昔、よくやったハードディスクケースに入れればいいと思い、買いに行った。そこで見つけたのが今回の「UD-303SM」というHDDをUSBで手持ちのパソコンにつなぐケーブルセット。一方の先端にIDE端子、もう一方にUSB端子がついている。電源アダプタもついている。

 これをつないだら簡単にデータを読み取ることができた。電源もいらない。ということで、外付けハードディスクとして、壊れたノートパソコンのHDDは復活した。おすすめです。

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通尾秀介の「カササギたちの四季」を読んだ

 通尾秀介さんの小説は、幅が広い。ミステリー作家とは言えないのかもしれない。今回の「カササギたちの四季」はミステリー仕立てではあるが、殺人事件や恐ろしい場面があるわけではない。

 思いこみの強いリサイクルショップの店長、「華沙々木(かささぎ)」と副店長である主人公の「日暮」、そして華沙々木のファンである中学生の「菜美」の物語。カササギは事件を解決したと思いこみ、真実とは違う自分のストーリーを組み立てる。「日暮」は、彼の間違った推測を真実のものとして塗り替える。「菜美」が寄せるカササギへの信頼を裏切らないようにするために。

 途中で、「菜美」は、カササギの思いこみと「日暮」の懸命の裏工作に気がついているような作者からの投げかけも物語に深みを与えている。そう、「菜美」は真実に気づいているのだろう。
 お互いに、深く傷ついた経験から、相手への深い思いやりに満ちている。

 今まで読んだ「ラットマン」や「シャドー」、「ソロモンの犬」、「向日葵の咲かない夏」、「片目の猿」などの内容とは趣が違う。直木賞の受賞作である、「月と蟹」とも違う軽さがある。全体として「菜美」の悲しみが裏に流れてはいるが、それは通常意識されることはない。「日暮」が今の「菜美」のことを女性として意識しているわけでもないのだろう。では、日暮が懸命に真実を塗り替える動機は?

 思いやり・・・、それとも優しさ・・・、それとも友情・・・?

 人は自分に対してイメージをもっている。アイデンティティなどともいうものか。それを裏切りたくないという感覚に近いのか。

 また、人は真実を塗り替えても守るべき事があるということか。その感覚はわからないでもない。ただ、自分の生きてきた方向とは少し違う。

 しかし、通尾秀介という作家の幅広さを十分感じさせる内容だった。


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2011.04.14

文部科学省が海洋の放射線汚染予報を発表・・・!

 海の汚染が問題になってきた。

 コウナゴの汚染状態が良い方向には来ていない。また、海の汚染があまり拡散せずに広がるという予想が出ている。不安は中国やロシア、韓国など周辺諸国まで広がっている。

 しかし、文部科学省のサイトで独立行政法人海洋開発研究機構の計算に基づく汚染予報が発表された。

 それによると4月11日までは汚染が拡大されるが、今後5月にはその汚染状況は改善されるとしている。この発表には、周辺諸国への配慮が見られると思う。次第に強まる日本への圧力に対し、情報発信をしていこうという動きの一つだろう。それが信頼されるかどうかは、都合の悪い情報でも正直に出す態度を貫けるかどうかにかかっている。

文部科学省の海洋汚染に関するPDF資料

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2011.04.10

このところ、パソコンが安い・・・だから!

 家電量販店に行くと、パソコンの安さが際だっている。毎週末、店頭の値段が下がっている。表示価格よりさらに下げるところも多い。なぜなのか調べてみた。

 日経新聞にも記事が出ているように、一番の理由は、インテルのチップセットの遅れが主要な原因と思われるそうだ。これは春モデルの販売をも遅らせた。

 それに加え、今回の震災。値段はまだ下がりそうだ。夏モデルが出てくるまでに、これらの在庫を売りさばかなければならない。通信販売でもかなり下がっているが、連休前ぐらいが買い時かもしれない。

 高性能モデルはもちろん、様々なモデルが安くなっている。これは買い時なのかもしれない。日本の経済を再建するためにも、必要なものは購入していこう。

 

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2011.04.09

ベンジャミンの実の子房が外に・・・もしかすると?

 皆さんの書き込みでもよくあるように、ベンジャミンは良く実(花)がなります。隠頭花序といってイチジクと同様に実の中に花が咲きます。熱帯にいる2mmほどのイチジクコバチがいれば、受粉できるようですが、日本にはその虫がいないため、種としては成熟しないとのことです。

 ただ・・・私の育てているベンジャミンはもう樹齢が30年を超えていると思われるので、毎年、実がつきます。その中で、4年ほど前、数百個の実の中で一度だけ子房が外に飛び出した実がなったことがあります。

 白く、先にシベのようなものが突き出していました。ベンジャミンは雌雄異株のものと、雌雄同株のものがあると聞きます。よく写真を見ると、これは雄しべか雌しべだけしかないようにも思われますが。

 他の実をいくら割ってみても、これほど見事に美しくふくらんだものは見たことがありません。様々なサイトを調べても同じような写真を見たこともありません。
 
 ということは、もしかするとこれは受粉したベンジャミンの実ではなかったのかという思いが捨てきれません。今年も数百個の実がなりましたが、一つもあのような美しいベンジャミンの実になることはありませんでした。2007年の実、花の写真です。いつかはまた出会えることを楽しみに、今年も老ベンジャミンを育てています。

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2011.04.07

有川浩の「空の中」を読んだ

 いろいろ忙しく、本を読むペースが落ちていたが、久しぶりに読み終わった。有川浩さんの「空の中」だ。

 ライトノベルというジャンルから様々な分野の本を出しているこの作家は、なかなかの実力の持ち主。人の細やかな機微とその絡み合い、すれ違いが見事に表現されている「阪急電車」は特に好きな作品だが、この「空の中」も大変面白い作品だった。

 子どもから大人まで楽しめる作品。ありえない生物とのコンタクトを描いているので、SF小説とも言えなくはないが、基本は恋愛小説。しかも幸せな結末が訪れることを予想させるような描き方。これから素敵な未来を迎えることを期待している若い方々にとって心地よい小説。

 登場人物も人間性豊かな魅力的な人々。二人の若きヒロインは、読者層を意識して設定されている。どちらかというと男性的で力強いが、一途に思い続ける純粋な女性。このあやふやな時代にあまり残っていない魅力的な存在。

 男性たちも、明るく聡明な人たち。素直で優しい。跳ねっかえりの女性を優しく包み込む。あるいは静かに見守る。こうあったらいいなと思う世の中を描いている。「宮じい」もいいですね。まさしく失われた世界、こんな人がいたらいいなという世界を描いている。

 とても面白い、そして優しい気持ちになることのできる小説。これがこの作家の持ち味なんでしょうね。もう少しこの作家の本を読んでみよう。


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2011.04.06

ドイツの放射線情報のリンクが変わっていた

 ドイツの放射線情報は、見やすくてわかりやすいので参考になる。日本の気象庁のIAEAに出したデータに基づいて作られたものなのだが、大まかな予報に過ぎない。実際の結果とは違う。しかし、私たちや周辺の諸国にとっては必要な予報だ。
 そのドイツの明日、明後日、3日間情報のリンクが変わっていた。今回、そのリンクを貼り直した。どうも、アドレスに注意が必要なようだ。しばらく注意してみていなくては。

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ようやく気象庁から、放射線情報が出た!

気象庁はIAEAに出していた放射線情報を公表することにした。枝野官房長官の記者会見で、「外国の機関が公開していて日本の人たちに非公開はおかしい」という意見もあり、公開したとのこと。

 それに、もうすでに多くの日本人がこれらのリンクをたどり、これらの拡散予報にアクセスしていたのだから、隠していても仕方がない状況だった。

 本当は粗いデータに基づく拡散予報は不正確なので出したくないという見解だったが、本命のSPEEDIの公開が一度しか行われていないのが問題だろう。

 どうも、本当の事を発表していないのではないかという疑いが国民の間に広がっている。正直に真実を出し、その上で理性ある行動を要請するのが本当だろう。それが日本の人の生命を預かる人たちの取るべき誠実な態度だろう。政府も、関係機関も頑張って欲しい。

気象庁の放射線情報のページ

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2011.04.05

今日はUstreamを双方でライブ中継して交流してみました

 今日の夜、Facebookで友だちとまずチャットをして、それからUstreamで番組をライブ発信してもらった。その後、こちらからもライブ中継をして、双方で番組を見ながら交流してみた。

 画像はきれいだし、音声もなめらか。問題はないのだが・・・。

 音声、動画とも5秒程度遅れる!

 どこか遠い所と話しているみたいだ。これだったらSkypで中継した方が研究会などではいいのかも。Ustreamは双方向交流ではなく、あくまでも一方的な動画配信において有効なのかもしれない。

 ただ、横にチャット画面を出しておき、それで交流すれば結構有効だとは思うのだが。

 来月の研究会で、また考えてみよう。
 それぞれの良さですね。
 

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2011.04.03

昨日は研究会をSkypeで中継

 昨日は岡山の研究会会員さんとSkypeで結び、定例会を開いた。月に一度開き、306回になっている相当古い研究会。みんなの年齢も上がった

 最初は画像がうまく写らず、せっかくのSkypeなのに、音声だけ。次にどちらか一方だけという状態。でも途中で何とか設定をさぐり、両方の画面が表示できるようになった。

 プロジェクタは2台使い、片方に発表内容、もう一つの画面はSkypeの画面が出るようにして、開設を入れながら研究会を進めた。カメラがパソコン内蔵のものだったので、画面を見せるためにはそれなりの工夫が必要だった。

 でも、岡山の会員さんには画面が結構きれいに写ったようだ。文字はまだ見にくかったようだが。

 今回はSkypeで、次回はUstreamを試してみようかな。

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新宿ヨドバシでExperia arcが売られていた!

 ヨドバシにパソコンやカメラの様子を見に行ったとき、店頭に人の列ができていた。ドコモで人が並ぶ・・・Experia arcだ!10人程度の列で、それほど長いわけではないが、現物が出始めたのだ。

 よっぽど買おうと思ったが、堪えた。やはり6,7月に出てくると言われているacro、あるいはmediasの新型を見極めたい。ただ、あのスマートなフォルムはやはりかっこいいな。

 できたら、後継機種も速度とスタイリッシュなフォルムを引き継いでほしい。

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文科省の「東北地方太平洋沖地震 子どもの学び支援ポータルサイト」はいいな

 文科省のサイトに「東北地方太平洋沖地震 子どもの学び支援ポータルサイト」ができた。

基本的な構造は以下のようになっている。

被災地・被災者から
 支援の要請
  支援の要請を登録する
  支援の要請一覧を見る

被災地・被災者へ
 支援の提案
  支援の提案を登録する
  支援の提案一覧を見る

 みんながバラバラに支援するのではなく、双方のニーズをつなぐような仕組みになている。一方的な支援ではないこのような仕組みは心温まる。官僚も頑張っているな。ツイッターなどでお互いに悪口を言っている暇があったら、それぞれどうしたらいいか考え、実行してべきだろう。みんなが力を合わせ、頑張りましょう。

 ここに全国の学校ができること、支援できる物資などをのせていくと、結構力になると思います。子どもたちのためにまだまだ必要なことはあるのだろうから。

 私たちも現地で子どもたちのために働きたいな。

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昨日、友だちのガイガーカウンターで学校の畑で放射線を測ってみた

 東京で野菜を作る形で子どもたちと活動してきたが、今年の状況でそれが安全なのかどうか判断するために、昨日、友だちのガイガーカウンターで測定してみた。

 結果として放射性物質は通常値より、やはり多少高い値が出た。ほぼ3割り増し程度。1分間に3カウントのところ、4カウントだった。しかし、その友人によると以前、これが60カウント程度になったことがあったそうなので、その時に比べれば落ち着いてきたと言えるそうだ。

 多くの人たちがガイガーカウンターをUstreamで中継してくれているが、家の中の測定が多いので、今ひとつ信頼性がなかった。今回の測定で、特に大きな値ではないようなので、野菜作りにまた挑戦してみようと思う。

 ただ、今後とも計測は続けていこう。

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ノルウェイのニル研究所の放射性物質の飛散予想は4日先まで出ている

 ノルウェイのニル研究所の放射線飛散予想シミュレーションは少しどぎつい色づけで放射線の飛散を表している。

 これによると、放射線がどのように飛散していくのかを把握できる。ドイツのものより、さらにわかりやすい。

 気象学会はこのようなシミュレーションを個人の研究者が出さないように要請したそうだ。確かに信頼性の高い情報を出すべきなのだとは思うが、日本の人たちはそんなに判断力がないわけではない。様々な情報の中で、真実を見極めていく。国がつかんだ情報は素直に出していくべきだ。

 それでパニックに陥るようならば、とっくに日本を脱出している。ほとんどの人は日本を見捨てない。今、日本に居続ける人々を信頼してほしい。事実を把握すれば、それなりに対策が立てられる。まあ、マスクをすることと、雨に当たらないこと、そしてあまり外に出ないことくらいしかできないが。

 ニル研究所の他の情報、たとえば紫外線やオゾン、他の汚染物質の情報もなかなか面白かった。今後は日本の気象機関などが、責任をもって予報を出してほしい・・・日本の政治家はそれが容認できるかな。

ルウェイのニル研究所の放射線飛散予想シミュレーション

 

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