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2011.02.17

有川浩の「阪急電車」を読んだ

 有川浩は「塩の町」でも面白い作家だと思ったが、この阪急電車はさらに人生の機微を描いていて、本当に実力のある作家だなと思った。何か事件がおこるわけでもないのだが、阪急電車の各駅でおこるちょっとした人間同士のズレや出会いをさりげない筆致で書き起こしていく。

 ほほえましい場面や怒りや悲しみ、苦しみなどもさりげなくユーモアに包まれて描かれていて、作品に引き込まれていく。各駅で登場した人物たちがまたそれぞれ別の駅に登場し、関わりや流れの中でストーリーが展開されていく。非常に巧妙に作られている。

 この小説は凄い!改めて、有川浩という作家の素晴らしさに感心してしまった。これは他の作品も読んでみなくては!


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コメント

 やはり阪急電車は凄い。この展開と絡みをよく破綻無く構成していると思います。数学的な才能と文学的才能がミックスしているような・・・。これが自衛隊三部作と同じ作者が書いているのですからビックリします。面白い本を書いてくれますね。今、別の作品を読んでいますがこれもそのうち紹介しますね。

投稿: take | 2011.04.23 05:05

私も読んでみました。いやぁ~~素晴らしい!今津線にはあまり詳しくないのですが、情景が目に浮かびますね。ひとつひとつのエピソードが少しずつ繋がっていくので、読み始めたら止まりませんでした。

人間ウオッチングをするのはもともと好きでしたが、乗客それぞれが抱える人生を勝手に想像しながら乗るのが、ますます楽しみになりました!
Takeさんが読まれた本はいつも当たりです!Thanks.

投稿: MICKEY♪ | 2011.04.22 22:58

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