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2011.02.06

通尾秀介の「骸の爪」を読んだ

 第144回直木賞受賞作家、道尾秀介の「骸の爪」を読んだ。2006年の作品。なんて書くと、さも凄い小説のようだが、道尾秀介のデビュー第二弾の作品で、よく書けているとは思うが、他の作品に比べると今ひとつかなと思ってしまう。
 通尾秀介は「向日葵の咲かない夏」や「シャドウ」、「片目の猿」、「ソロモンの犬」、「ラットマン」などがとても面白かった。今までの日本にはいないのではないかと感じる作家だ。常識的な世界観では描けない内容だ。その彼の初期の、この作品は、少し自信を与えてくれる内容かも知れない。これなら何とかなるかも知れない。自分にも書けるのではないかという・・・ちょっと失礼ですね。
 なんやかんやと言って、これだけの内容と仕掛け、そして面白く読ませる筆遣いはやはり只者ではない。そして主人公の仲間である「真備霊現象探求所」の真備(まきび)とその助手北見の活躍ぶりは、作品の大きな魅力の一つでもある。意外な犯人と殺人を犯さなければならなかった背景、そして裏に隠された悲しい過去の物語が、鮮やかに展開されていく。
 彼の最近の作品があまりにも素晴らしいので、それに比べると普通だなと感じてしまうのだろう。普通に面白い作品。そして、彼の直木賞受賞作品、「月と蟹」を読みたくなった。明日、購入してこよう。

 

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