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2011.02.12

それでもチュニジア、エジプトの革命にFacebook・Twitterは重要だった

 今回の両国における革命は、インターネット、特にFacebookとTwitterによるものと言われている。しかし、それに対して、主体はあくまでも民衆の不満が原点で、簡単にFacebookやTwitterによるものではないという意見もある。いったいどうなのだろう。

 ネットや携帯を活用して情報を民衆がつかみ、お互いが連携していくことで世の中が変わっていくことに間違いはない。今回のチュニジアでは360万人のインターネットユーザーのうち、160万人がFacebookの利用者。人口比で16%だそうだ。これを多いと考えるか、少ないと考えるかは人によって違うのかもしれないが、この人たちが情報の核として働いたことは間違いない。

 人の口伝えで噂が広まるのよりもさらに早く、FacebookやTwitterの情報は急速に広がる。放送局が利用者の数だけあるようなものだ。

 エジプトの4月6日運動は2008年に組織され、開設したアハマド・マヘルとアハマド・サラーはすぐに拘束され運動の停止を要求された。しかし、彼らは継続的に活動を続け、100万人デモを呼びかけた。

 彼らは反政府勢力ではあるが、その主流ではないし、今後の政権を担う能力はない。与野党に、今後の民主化のリーダーとしての期待はできない。アメリカはエジプトの軍部に対し援助をちらつかせながら、イスラム主体ではない政権を作ろうとするだろう。民主化することにより反米勢力を増やし、中東を不安定化させることはできないのだ。
 
 中東の独裁政権はエジプト、チュニジアと同様、アメリカの対イスラムの政策から作られたものだ。真の民主化はアメリカにとって、またイスラエルにとって危険をもたらすものなのだ。しかし、この政策は、中東の民衆にとって幸せをもたらすものではない。

 しかし、今回、民衆が国を倒した動機は、言論や行動の抑圧と不公平な社会構造に対する反発だ。それがネットによって急速に結びつき、不満が爆発したのだ。人々に、自分一人ではないという勇気を与えたのだ。それぞれの国の権力者の、そしてアメリカの思惑を超えたのだ。

 中国は早速エジプト関連の情報を閉鎖した。人々に真実を知らせては自分たち利権を握ったもの立ちが危ういのだ。中国の民衆や様々な民族は抑圧されている。だから情報を操作しなければ国がもたない。北朝鮮も同様だ。

 しかし、情報こそ、今後の国を発展させる力そのものなのだ。押さえ込んでいる国に未来はない。北朝鮮は現在30万人が携帯電話を利用しているとのこと。また、7割の地区で基地局が整備され利用可能になっているそうだ。経済的にも国に利益をもたらしているようだ。それを制限し、後戻りさせることはもう不可能なのだ。あの国さえいつかは変わらざるを得ないのだ。

 私もFacebookとTwitterを利用しているが、放っておくと急速に関係が広がる。個人情報を守ることをきちんと考えて使わなければならない。それほど連携する機能が高い。ホームページとは全く違うものだ。

 リアルタイムで、優れた連携機能をもち、高い情報伝達力をもつ。ある意味、どちらにとっても危険なツールだ。しかし、それを使いこなすことで、個人も国家も、この情報社会を切り開いていくことが要求されている。

 人間は様々な形で結びつくことを欲している。目の前にいる人だけではなく、ネットを介して世界中の人たちが連携している。ウイッキーリークスは国家に対して真っ向から戦いを挑んでいる。この組織が倒れてもまた次の組織が出てくるだろう。また、SNSもさらに発展していくだろう。

 もう、一国が情報を制限し、権力や利益を独占することはできないのだ。アメリカも、イスラムを排除するためにアラブ諸国をコントロールすることはできなくなった。人々はもう黙ってはいないのだ。FacebookやTwitterは脳のニューロンの様に人々を結びつけたのだ。

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