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2011.01.06

河出書房の「総特集 伊坂幸太郎」で「クリスマスを探偵と」を読んだ

 伊坂幸太郎の小説で通常売られている文庫本はだいたい読み尽くした。他の作品もチェックするために、この河出書房の「総特集 伊坂幸太郎」を購入した。

 その中に、彼が18歳の時に書いた初めての小説をリメイクした「クリスマスを探偵と」が掲載されていた。伊坂幸太郎の原点としてのこの作品は、他の小説と同様、どんでん返しが待っていた。ミステリーではないが、不思議な小説。この段階から、ファンタジーに満ちた内容になっている。現実には起こりえない世界の中で、彼は表現を続けている。読者もそれを理解した上で彼の作品を読んでいる。

 彼の小説を書く動機が何なのか、なぜこのような内容なのか、本当に不思議に思う。何の解決もしないし、答えにもならない。でも、迷い考え続けている自分の現状と重なる。中途半端な自分と重なる。とりあえず、現在たどり着いた着地点はココかなというところを表現している。

 そう、真実とか本当とかは関係ないのだろう。架空の世界。そこで繰り広げられる人間たちのあがき。それが私の気持ちと重なり合うのかもしれない。また、彼の仕掛け、巧妙に構築された意外性の中に展開されるストーリーと人間や社会に対する彼の気持ちが共感できるのかもしれない。

 これからも彼の作品を楽しみにしている。仙台へエールを送ろう!

3652―伊坂幸太郎エッセイ集
終末のフール (集英社文庫)
陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)


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