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2011.01.15

有川浩のデビュー作、「塩の街」を読んだ

 「阪急電車」や「フリータ-、家を買う」、「図書館戦争」、「自衛隊三部作」で有名な有川浩。ちなみに私は男の方だと思っていた。

 初めて読んだこの作者。やけに自衛隊に詳しい。また、文章も読みやすく、キャラクターがクッキリしている。

 内容は、ありえない架空の世界。SFのジャンルなのかな。まあ、そのような分類も必要はない。この本も、宇宙からの落下物を見ると、人が塩になるというとんでもない設定。塩害にかかる人もいればそうでない人もいる。その明確な原因もわからない。落下したときに塩化した人たちが沢山いたのに、主人公たちは塩化しない。まあ、小説としてそこを追究するものではないので、特にどうでもいいことなのだけれど。SFとしては、ちょっと気になる。

 リアルではない。でも、描かれている人物が面白い。男たちも、女たちも恐ろしい程、純粋。こんな人たちとお付き合いしたくない。一緒に生活したくはない。主人公の女性は純愛路線。あり得ない程、純粋な恋。

 ストーリーは意外性がある。ライトノベルというジャンルだそうだが、それは特に意識せずに読めた。これだけ自衛隊の事を理解している女性作家もいないだろう。築城基地で一日基地司令に就任するだけのことはある。

 場を架空の世界に置き換えた純愛小説だと思いました。デビュー作でこれだけ書けるのはなかなか素晴らしいですね。力のある作家の一人だと思います。もう少し読んでみよう。

塩の街

海の底 (角川文庫)

空の中 (角川文庫)

阪急電車 (幻冬舎文庫)

フリーター、家を買う。

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