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2010.11.21

伊坂幸太郎の「魔王」を読んだ

 伊坂幸太郎は小説を書きながら、自分の課題を考えているのだろう。

 今回は、政治とは何か、ファシズムはどの様な姿を見せながら私たちに近づいてくるのか、ひとり一人の民衆はどのように政治やファシズムと向き合うのか、時代の流れとどう向き合うのか、流されないためにはどうすればいいのか等、様々な問題を投げかけている。

 ファシズムに立ち向かうには、真っ正面から戦いを挑むのか、それとも距離を置いて彼らの働きかけから自らを遠ざけ、関わりのない生活を続けるのか。この小説を読む中で、私たちはどうしたらいいのか考えることになる。

 題名の魔王とは何なのか、この小説の中で理解することは難しいが、やはりファシズムそのもの、時代の流れそのものと解するのではないかと思っている。そして、いつの間にか魔王は私たちの前に姿を現す。

 作者が、「馬鹿でかい規模の洪水が起きたとき、それでも、水に流されないで、立ち尽くす一本の木になりたい」と主人公に言わせた言葉の中に、彼の思いが表れている。

 さて、私たちは時代に棹さすことができるのだろうか?

魔王 (講談社文庫)

 

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» 考えろ 考えろ [笑う学生の生活]
小説「魔王」を読みました。 著書 伊坂 幸太郎 特殊能力、ファシズム、考えろ メッセージ性の高い作品といえます ちょっと 今までの類とは違う、伊坂作品といえますね とはいえ 台詞などらしさはありましたが とはいえ 好み...... [続きを読む]

受信: 2010.11.30 01:19

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