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2010.11.14

天野節子の「目線」を読んだ

 ミステリーは、謎解きの面白さ。基本的にその流れが読者にとって意外であったり、なるほどと思わせたりしたら成功と言えるのだろう。今回の天野節子さんの「目線」は微妙なところだ。

 読みやすく、わかりやすい。動機の設定も女性の視点から、そのようなことが存在するのだと言いたいのかも知れない。ただ、私にとっては、そのどれもが人を殺める力にはならない。そんなことで、人は殺せない。そのような人が存在するとも思えない。共に過ごした時間の中で、多くの恨みやねたみは消えていく。

 でも、この小説のストーリー自体は面白く、先を読みたくなる。大学教授や刑事たちのパーソナリティも魅力的だ。もう少し彼らの心情が丁寧に描かれていたら、新たなヒーローが誕生していただろうに。彼らを再び登場させるような小説が出てきそうだな。

 伊坂幸太郎ほどの主張はないけれど、それなりに言いたいことのある人が書いた魅力のある小説だと思う。 
目線 (幻冬舎文庫 あ 31-2)

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