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2010.11.06

米澤穂信の「犬はどこだ」を読んだ

 最近、お気に入りの小説家の一人、米澤穂信の「犬はどこだ」を読んだ。新米探偵の話だが、行方不明の女性を捜す物語だ。二人の探偵がそれぞれ別の依頼に応えて調査するうちに、それぞれが絡んできて、謎が解かれていく。その中で、都会での生活に疲れ、撤退してきた彼の人間性が復活していく。
 
ほとんど登場もしてこない行方不明の女性が、彼の追跡の中でその生活と人となりが明らかになっていく。また、登場人物たちのそれぞれのこだわりも具体的に語られる。

 ネットでのチャットやデータを追跡していく様子も、作者の豊かな知識が効果的に生かされ描かれている。なかなかの使い手だと思われる。

 米澤穂信がライトノベルから新たな青春ミステリ小説への成長を示した作品とのこと。それなりの仕掛けと大胆な設定に感心する。インシテミテルで注目の作家の第六作目の作品。なかなか面白かった。

犬はどこだ (創元推理文庫)

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