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2010.09.25

吉田修一の「悪人」を読んだ

 最近、話題の映画、「悪人」の原作を読んだ。吉田修一さんの作品。殺人事件の犯人である祐一と出会い系で出会った光代の不思議な純愛。主人公の孤独な生活、殺された女性やその親の思い、遊び人の大学生の人物像などが、見事に描かれている。
 誰にも相手にされない、また空虚な彼らの寂しい世界が浮かび上がってくる。こんな社会でしたっけ、日本って。若者はこんな思いで生きているのだろうか。30代の若者の大変さが最近話題になっているが、この小説を読むとその悲しさに涙が出てくる。本当の「悪人」って何だろう?
悪人(上) (朝日文庫)
悪人(下) (朝日文庫)

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

 私も映画、見ました。本当に深津絵里という女優は存在感ありますね。妻夫木もよかったですが。
 日本のありふれた景色の中で、非日常が描かれていて、そしてそこに必死に生き抜こうとする二人がいて・・・。
 なかなかありえない状況ですが、そんな人生もありかなと思わせる内容でしたね。音楽はあんまり意識していなかったのですが、あらためて聴いてみました。最後の景色と灯台が浮かんできました。

投稿: take | 2011.06.26 01:21

『悪人』のDVDを観ました。話題作だったので見てみたかったのです。
本当の悪人ってなんでしょうね?幸薄い地方都市に暮らす販売員・深津絵里の演技が光っていました。暗く重い話でしたが、殺人犯と年上の女がほんのひとときでも本気で愛し合ったことが一筋の光でした。

映画以上に音楽が素晴らしくて聞き入っていましたが最後に久石譲作品とわかって驚きました。ENDINGの福原美穂「Your Story」は圧巻です。改めてサントラを聞いてみるつもりです。
http://www.youtube.com/watch?v=05DYPVFPD5A

投稿: MICKEY♪ | 2011.06.26 00:42

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