« DoCoMoのモバイルルーター、「ポータブルWi-Fi」はiPadの応援団になるのかな? | トップページ | 5月23日の和田堀公園 »

2010.05.22

伊達宗行さんの『「理科」で歴史を読みなおす』はルネッサンス!

 ちくま新書の『「理科」で歴史を読みなおす』は、なかなか読み応えがある本だった。この題名で伊達宗行さんに本を書かせた筑摩の編集者が凄い。統一的なテーマを与えて一つの本に仕立てたことは、この本の特徴だ。本当はそれぞれバラバラのテーマだが、この「理科」で見直すということが全てを貫く観点となっている。伊達さんの博識にも感心する。まさしくダビンチと同じで、彼の専門外の知識が生半可でないことが読んでいるうちに伝わってくる。これに感心した編集者がいて作ったのでしょうね。

 内容は、「縄文」、「鉄や数詞のこと」、「日本語の中で数詞がどのように成立し、今に伝わっているか」、「日本の金銀銅について」、「数遊び、特に魔法陣について」、「アルス(科学と芸術の原点)について」となっている。最後の芸術論みたいなところは、彼のような理科系がよくこのような論を展開できるなと思ってしまう。

 このような科学者が本当に存在していること自体が驚きだ。細分化された科学を総合的、統合的にみようとする人が少数にしてもいるのだろう。小さいところに潜り込み、成果に汲々とする科学者ではなく、巨大な視点と知識で世界をもう一度見直そうとすること科学者がまだいるのだ。

 伊達さんは1929年生まれだが、若き科学者たちは、彼のような巨視的観点を持ち頑張って欲しいものだ。

|

« DoCoMoのモバイルルーター、「ポータブルWi-Fi」はiPadの応援団になるのかな? | トップページ | 5月23日の和田堀公園 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15679/48428204

この記事へのトラックバック一覧です: 伊達宗行さんの『「理科」で歴史を読みなおす』はルネッサンス!:

« DoCoMoのモバイルルーター、「ポータブルWi-Fi」はiPadの応援団になるのかな? | トップページ | 5月23日の和田堀公園 »