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2010.05.03

今日の朝日新聞のグローブ第39号は「電子ブックは紙を超えるか」がテーマだが、教育への影響は?

 デジタル教科書が話題になる中、もう少し大きな視点で電子ブックを取り上げ、紙を超えるのかどうかを様々な視点から検討していた。もちろん、総務省や文科省の動きもチェックしてあった。

 2010年度の予算も通っているようで、10校が実験を始めるとのこと。7月に端末の選定が行われるとのことで、2学期から10校が試験的に導入するそうだ。これは面白そうだ。実際に導入してみれば、山ほど話題が出てきそうだ。

 以前からこのような視聴覚機器の話が出てくるときには、様々な議論が巻き起こる。古くはOHPやテレビ、ビデオの導入、最近はパソコンの導入、ネットの導入、どれも本来の学校教育をゆがめるものと言われた。

 しかし、話題になる割には、教育の本筋の話ではなかった。基礎的な知識や思考力を育て、人と人とのやり取りする力、つまりコミュニケーション能力を育てていくことは、何を使おうが目指すことはできる。テレビだからダメだとか、パソコンだから、ネットだから、携帯だから、ゲームだから・・・・。そういうことではないと思う。

 時代は変化していく。その中で、人々が使うツールは変わる。その時代のニーズがある。しかし、多くの人は新しいものに慣れることができない。小さな世界に閉じこもり、容易で安全な選択をする。その中ではうまくいくことがわかっているからだ。でも、それでは未来に生きる児童生徒に対応できるはずもない。

 学校教育と時代の変化への対応はいつも論争になってきた。もっと素直になればいい。多くの人が手間をかけても、あるいはお金を払っても選択したものは、そこには選ぶだけの根拠がある。

 電子ペーパーが普及すれば、紙と置き換わるのだ。それこそ、エコが実現するかもしれない。

 一方で電子ブックに問題があれば普及しない。デジタル教科書も現時点で問題をはらんでいる。様々な障壁が待ちかまえている。それを乗り越えられるのかどうか。
 ・紙の教科書と、デジタル教科書で、学習効果でどのような違いがあるのかが明確ではない。
 ・教科書へのメモ書きや線を引くなど、学校でも良くやられていることが簡単にできるのか。
 ・また、充電や保管場所はどうするのか。
 ・自宅での学習時には持ち帰りができるのか。
 ・重さや薄さ、操作性はどうなのか。
 ・眼の疲労はどうなのか。
 ・教員は使いこなせるのか。また全国で教員にトレーニングをする時間を与える事ができるのか。
 ・ハードだけでは使われない。教育用コンテンツ開発は本気でやるつもりか。
 ・経済的な視点だけで導入されるのでは、現場は迷惑。学校教育のあり方や方法を刷新するような意欲をもって導入をしてほしい。
 ・「誰でもできる」でとどまっていて欲しくない。「努力すればできる」のだから、引っ張る力が必要。
 
 さて、デジタル教科書は、本当に普及するのだろうか。これの答えは10年後ぐらいに見えてくるだろう。まだ、もう少し長生きしなければ・・・。 
  

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