ソニーの“ポケットスタイルPC”「VAIO type P」はネットブックを凌駕!
今回の“ポケットスタイルPC”「VAIO type P」は、いわゆるネットブックとはハードの構成が全く違う。コードネームMenlowで知られる「インテル Centrino Atom Processor Technology」をベースに、他のネットブックにはない特徴を打ち出している。今までこのブログで紹介していたものは、ほとんど共通のベースを持っていた。それは低価格で売り出すためには仕方がないことだった。ところが、ソニーは、明確なコンセプトをもって、このマシンを作り上げた。
過去に「PCG-C1」という名機があった。私も発売直後からそのマシンを使っていた。これも横長でポインティングディバイスを使ってコントロールする形だった。今回のVAIO type PはC1との共通項を感じる。画面は、1600×768ドットの8型液晶を採用し、かなり横に広い。文字は当然小さくなる。一般的なネットブックの1024×600とは全く違う。
Atom Z520(1.33GHz)/Z530(1.6GHz)/Z540(1.86GHz)を搭載。グラフィックス機能も一般的なネットブックが搭載している「945GSEのIntel GMA 950」ではなく、「Intel GMA 500」。これはHD映像には強いが、3Dグラフィックスには弱い。ソニーの一つの選択だ。起動が遅くなるが、それへの対応としてリナックスで起動する選択ができるようになっている。
重量と大きさは決定的に違う。バッテリーLを使っても、最大700g程度。最軽量は588g。とんでもなく軽い。これも一般的なネットブックとひかくすると半分近い。
大きさもジーパンのポケットに入る大きさ、厚さ19.8ミリ、横幅が245ミリで奥行きが120ミリ。ポインティングディバイスを採用し、パームレストを廃止したために、かなり小さい。
ワイヤレスWANかワンセグチューナーのモジュールのどちらかを選択できるのも特徴。GPSを搭載することも可能。これだけ贅沢な仕様で、なおかつ標準バッテリーの駆動時間は約4.5時間。
値段は79800円から10万円程度。さて、これだけ素晴らしい仕様だったらこの値段は惜しくないのではないか。様々な記事が紹介されているが、私は「新鋭ミニPCをいきなり分解」という記事が面白かった。このマシンがネットブックとは明らかに違うということがよくわかる。ソニーショップの記事も面白い。
このマシンは欲しい。何とか手に入らないかな。
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