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2008.05.05

お風呂の起源

 お風呂とは何だろう?世界にはいろいろな形のお風呂がある。

 アフリカでは薬草の入った壺をおいて、熱気浴、あるいは蒸気浴を行うという。土の中に埋めておいて、その上で火をたく日本の砂湯に似た土湯というようなものもあるそうだ。しかし、いわゆるお湯を溜めた形でのお風呂には入らないそうだ。

 エスキモーのお風呂もすさまじいもののようだ。我慢大会の様なお風呂で、煙突がある男性専用の家にこもり、熱気に耐える。さらに、尿をかけたり、油を塗りつける種族もあるそうだ。

 古代メソポタミアでは、沐浴用のお風呂があったことが確認されている。シュメール人によって作られたウルクの沐浴施設だ。今のイラク。紀元前4000年ほどのことだから、今から6000年も前。ここは暖かい水ではなく、身を清めるためのものだったようだ。ウルクといえばギルガメッシュ叙事詩の出所。ノアの箱船やギリシャ神話への影響で知られる。施設としてのお風呂の起源もここだとは・・・。

 そして、本格的なお湯を使ったお風呂が出てくるのが紀元前1800~1450年頃のクレタ島のクノッソス宮殿の女王の部屋といわれる(本当はわからない)ところで、テラコッタ製の浴槽がある。ここはラビリンス(ラビリントス)、つまり迷宮の語源にもなった複雑な作りの宮殿で、ギリシャ神話の世界でもある。また、アトランティスの伝説の元になったのかもしれないと言われている幻のクレタ文明のあとでもある。死後に冥界の審判者になったクレタの王のミノスや、体は人間、頭は牛である伝説のミノタウロス、そしてラビリンスから脱出する途中に死んだイカロス、ゼウスやポセイドンまで登場する。ここの遺跡はアーサー・エヴァンスによって発掘されたが、現在も発掘は続いているそうだ。

 日本では、仏教の伝来と共に身を清めるという意味で沐浴が行われるようになり、寺には浴堂といわれる施設が作られるようになった。それ以前は、石風呂(岩風呂)といわれる洞窟を熱して入った蒸し風呂のようなものが存在していたといわれている。また釜風呂というサウナのようなものも存在していたといわれる。

 クノッソスのものは別にして、どうもお風呂の起源は宗教行事に関連しているようだ。しかも、かなり難行苦行の類に所属しているようで、かなりの苦労を覚悟で行ったもののようだ。

 その後の極楽につながるお風呂は、クレタ島の流れを受けたギリシャ文明ごろから本格化していくようだ。現在の日本の温泉ブームにつながる流れはごく最近のことのようだ。これはまた別に調べてみよう。
 

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