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2006.08.06

北澤美術館とガレの作品

 諏訪湖にある北澤美術館に行ってきた。それはそれは素晴らしい作品群で、よくこれだけ集めたものだと思う。私はガラスや石が好きなので、機会があれば展覧会や現場に出かける。日常の生活に使う当たり前のガラス製品も好きだし、飾り物のチェコのボヘミアクリスタルガラスの製品も好きだ。もちろん、薩摩切り子や江戸切り子もいいし、ガラスの風鈴も大好きだ。また、ただのビー玉もいい。つまりガラスだったら多分なんでも好きなんだと思う。
 この北澤美術館は諏訪湖のほとりにあり、アール・ヌーボ期のガラス作品と日本画の収集と展示を行っている。特にエミール・ガレやドーム兄弟、ルネ・ラリックの作品が充実している。700点もあるとのことだが、そのうち展示されているのは数十点だけだ。そもそもこの北澤さんという人は北澤バルブ(現キッツ)という会社を経営していて、軌道にのったころから日本画の収集を始め、その後ガラスの作品を収集したとのこと。1983年に諏訪湖畔に美術館を設立したそうだ。
 今回、入口を入ったところで、館員の方が一つ一つの作品を詳しく説明して下さった。豊富な知識とわかりやすい説明で、思わず聞き入ってしまった。その後も一作品ごとに、その作品の特徴や技法、書かれている言葉の説明、時代背景、ガレの思いなど、本当に素晴らしい説明をして下さった。照明を消して、見え方の違いを目の当たりにできたこともうれしかった。
 説明して下さった館員の方の作品や作者に対する愛情が伝わってきて、大変興味深く、また面白く作品を味わうことができた。お名前をうかがわなかったので、後で、ネットなどで調べてみた。その方の博識ぶりと深い見識からみて、鈴木潔北澤美術館学芸部長に違いないと思っている。彼が作品の前で私にカードの中から一枚選び出し、渡してくれた。

 エミール・ガレの言葉
「自然を前にして感動すること。その無垢な美しさに心打たれること。命あるもののうつろいの早さを惜しむことと傷心の日には、花という清らかではかない存在を心も友とすること。どれもが、装飾芸術の秘訣なのです。」

 ガレの作品の多くに登場するトンボなどの昆虫や花々。その素晴らしさとはかなさの両面を見通した表現に通じるものをこのカードの言葉に感じた。約1時間、お話を楽しむことができ、本当に感謝している。またフラッシュをたかなければ写真で撮影してもよいのも嬉しかった。皆さんも、機会があったら北澤美術館に行かれることをお勧めします。運がよければ、素晴らしい解説付きの1時間を過ごすことができると思います。

 現在、北澤美術館本館SUWAガラスの里(北澤美術館新館)、清里北澤美術館の3つがある。詳しい説明が載っているので、ぜひご覧ください。
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