開田高原の木曽馬とブルーベリー
「つたや季の宿風里」という木曽の開田高原のホテルに
泊まってきた。ここはインターネットで探した宿だったが、本当に素晴らしい。食事も、部屋も、景色も、お風呂も気持ちが良かった。また宿で働いている人たちも若くて元気でとても気持ちがいい。創作懐石の食事は、料理人の腕とアイディアが生きていてとんでもなくおいしかった。皿もそれぞれセンスがあり、料理と共に楽しめた。夜は、料理長が席まで来て鱧のサラダを目の前で作ってくれた。鱧の骨を切る音がリズム良く聞こえた。朝も、だし巻き卵を目の前で作ってくれて、フワフワで熱々の卵をおいしくいただいた。何でも神戸で腕を磨いた30代の料理長だそうで、その腕に期待して毎年来る旅人がいるそうだ。
開田高原そのものは、ブルーベリーの里と蕎麦の花が青い空の中に広がる。白樺の林が青と良く合う。ブルーベリーは一人750円で食べ放題だ。おみやげで赤いバケツに入れて、安く買って帰ることもできる。柵には近隣に住む写真愛好者の作品が掲示されている。彼らの作品はそこに住む者しか撮影できない瞬間を切り取っている。見事な作品だ。もう、大きいのはほとんどなかったので帰ろうとしていたとき、作業を手伝っていた人が、美味しい木を教えてくれた。おかげでおみやげのブルーベリーは大きくて美味しい物ばかりを選ぶことができた。この方はブルーベリーを撮影に名古屋から来て、そのまま住み込んだそうだ。わかる気がするほど、開田高原は美しかった。
また、木曽馬の血を引く馬たちが放牧されていて、5分で1000円の乗馬を楽しむことができる。2分で500円のコースもある。とても穏やかな馬たちで子どもたちもエサをやって楽しく遊んでいる。「温和しい馬ですね」といったら、馬を導いていた若者が、「できることはきちんとやるようしつけているんです。無理なことはやらせません。でも、以前にできたことができないときは、きちんとしかります。人間の子供と同じですね。」と穏やかに語った。木曽馬そのものは日本在来馬で平均の体高が133cmという中型種だ。昭和18年にはいったん滅びたといわれたが、御神馬として残されていた雄馬を元に復活させ、現在全国に100頭あまりいるそうだ。
開田高原には有名なアイスクリームの店もある。また蕎麦打ち体験や考古館もある。近くには御嶽山もあり、高原の花も多い。きっと誰が言っても楽しめる場所だと思う。
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