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2006.07.03

1時間はなぜ60分なのか

 この世界は、一見、十進数で作られているように思える。しかし、我々の根本である時間は12進数や60進数で作られている。なぜなのだろう。
 さかのぼる事4000年前、紀元前2000年のメソポタミア(現在のイラク周辺)で、昼間を6等分した日時計が作られていたという記録があるそうだ。また、紀元前1500年程前の日時計がエジプトから発掘されているそうだ。5つに分割されているのだが、日の出の日の入りで2つ、午前と午後でT字型の向きを変えることで5×2で十分割、合計12の単位で分けられていたそうだ。
原子時計の時代
 また、イギリスに残るストーンヘンジは直径100mの円形に巨石が配置されている。高さ7mの巨石が5組、高さ4.5mの巨石がさらに30組、これらが中央にある祭壇石の周りに配置されている。諸説があるが、古代の天文関係の施設という説もある。夏至の朝には太陽はヒールストーンといわれる巨石の付近から昇り、その太陽の最初の光線が馬蹄形の配置の中にある遺跡の中央に直接当たる。つまり古代の暦に関する施設は円であったのだ。
ストーンヘンジ
 この円を分けることができる数から現在の時に関する数字が出てきたのではないかといわれている。また、天体の観察から、1年に12回、月の満ち欠けがあることはわかっていた。とすると、円を12分割すると1年がそこに表わすことができることに容易につながる。
 また古代メソポタミアでは1年は360日と考えられていたそうだ。そうすると、1月は30日になる。また、円の角度をそこにあわせると、1ヶ月は30度ということになる。
 1日の時間である24時間を昼と夜の二つに分けると12時間、円を12分割すると1時間の角度は30度になる。また、円そのものを半径で切っていくと6等分できる。その一つの角度は60度だ。
 つまり、時間の単位を円を利用して考えていくと、12進数、60進数が見えてくる。また60は2,3,4,5,6,10,12,15,30で分けることができ、大変表わしやすい数であるともいえる。
干支の数学
 過去の人々が月の満ち欠けからこの12とか60という数字を利用するようになったと考えると何だか、空を見つめている昔の人々の目線が感じられ、とてもうれしくなってくる。きっと随分長い時間、見つめつづけ、こんな約束に気が付いていったのだろうな。人間は無駄と思われる膨大なチャレンジの積み重ねで知識や文化を創ってきたのだと思う。なお、日時計の考え方もここに関係している。ただ、これは次の課題としてまた考えてみよう。

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