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2006.05.29

天使と悪魔を読みました

 ダビンチコードの主人公、ラングドン教授のシリーズ、「天使と悪魔」を読んだ。ダン・ブラウンのシリーズは大きなテーマを持っている。そのテーマをサスペンス仕立てで豪快に展開させる。反物質の話はおまけみたいなもので、そう重要ではないが、まあ通常のプラスチック爆弾よりは興味を引かれる。昔、反物質の世界が存在し、もう一人の自分が別の世界に存在するなんて話を読んだことがある。

 今回のテーマはやはり宗教だ。私の祖父は牧師だった。キリスト教の事については私も意見を持つ。若い頃にはニーチェの「神は死んだ」という言葉に魅力も感じた。全てを神の所為にしたり、何もせずに神に任せる態度もいやだった。傲慢こそ、若さの象徴だった。今でもその名残はある。たとえわずかでも自分の力を試してみたくなる。もともと人間はたいしたことなんかないのだから。だからこそ、挑戦するんだと思う。
 この本も、日常、たいしたことなく存在している普通の人間が、巨大な組織、そして巨大な歴史を持つ権威に挑戦し、そしてそれを打ち倒していく行為の気持ちよさをあらわしていると思う。宗教は、多分そのための味付けなんだと思う。いかにも何かありそうな、そして本当は解決不能な内容、どちらにも解釈できる問題を扱いながら、物語は進んでいく。いかにもダン・ブラウンの作品だ。
 ありえなかったのは、ヘリコプターからのジャンプだ。いくらなんでもこれはないんじゃないか。計算上、ありえないでしょう。本気で計算してくれる人がいないかな。どのくらいの面積の布が必要かすぐにわかりそうなものだ。撮影も大変そうだな。これも映画化されるようなので。
 ダビンチコードを読んだ人は、当然、この作品も読むだろう。謎解きとサスペンスのストーリーは荒唐無稽だけれど、宗教論争を絡めた内容はやはり面白い。楽しめると思う。
 ところで、聖書の研究や資料では、忍の聖書研究解読室が面白かった。最近、ダビンチコードの映画でアクセス数が増えているそうだ。このブログも何でか、ダビンチコードで数多くアクセスが来ている。なぜだろう?
 

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