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2006.05.07

ガラスって何だろう

 ガラスの定義はたくさんのサイトが説明している。基本的に粘度が高い物質が、液体化した高い温度から冷却されていき、液体と同様に原子が結晶化せずにランダムな配列なまま、固体化したものという考え方が一つ考えられる。日本硝子製品工業会のホームページによると「定義1 溶融物を結晶化することなく冷却して得られる無機物質」、「定義2 ガラス転移現象を示す非晶質固体」ということになっている。通常は定義1の解釈で通ると思うが、最近はゲルからガラスを作る方法も出てきたので、定義1では足りなくなったのだと思う。
 化学的な内容から言うと、ガラスは二酸化珪素、にさんかけいそ(SiO2)を主成分とする「珪酸塩ガラス(けいさんえんガラス)」が主力だが、それ以外のガラスも新しい素材として注目されているようだ。
1,ソーダ石灰ガラス
2,鉛ガラス(クリスタルガラス)
3,ホウ珪酸ガラス(耐熱ガラス)
の3つで95%をしめるそうだ。
日本硝子製品工業会のガラスの豆知識のページはわかりやすい。
もう少し詳しい資料は北海道大学大学院歯学科研究科の中にある「ガラスとは何か」を読むとさらに細かく理解できる。
 珪素は地球上の岩石の主成分であり、二酸化珪素(シリコン)の形で存在している。純粋な二酸化珪素の岩石は水晶。これを利用して人類は生活に活用してきた。
 今から4500年ほど前、メソポタミア文明がガラスの発祥の地と言われている。その後エジプトで発展したようだ。日本では勾玉の加工は行ってきたが、ガラスの加工は発達しなかった。弥生前期にガラス玉やビーズ状のものが作られていたようで、約2000年の歴史を持つ。また奈良や平安時代もそれが大量に作られていた記録が残っているそうだ。しかし、食器などの大きな物は海外からの輸入品に頼っていたようだ。
 フランシスコザビエルは器や鏡、眼鏡など、ガラス製品を日本に紹介した。また1570年、ポルトガル人が長崎にガラス工場を造ったとの記録がある。江戸時代にはトンボ玉が流行し、ガラス制作技術はそれなりに発達したようだ。江戸末期から明治にかけてもガラス工場は作られたが、なかなか継続はしなかった。
 ここら辺の歴史は東部硝子工業会の「ガラスの歴史」に詳しい。

 私はガラスが好きで、中学校の時に、珪素から耐火煉瓦で卓上炉を作り、友だちとガラスを作っていた。バーナーには真空ポンプをつなぎ、空気を送り込んで温度を上げていた。坩堝の中で、粉が液体化してガラスになるのを見るのはとても不思議だった。
 その後、ガラス工芸品が好きで、いろいろなところで、見てきた。エミールガレの作品も好きで、ガラスの可能性の高さを感じさせられた。
 その後、「トンボ玉」を作ってみた。素材や道具は大変安く、東急ハンズで全て取りそろえることができる。通常のガスバーナーでも簡単にできるので、試してみるといい。首飾り程度ならすぐに作ることができる。また、地域にガラス細工のガラス工房もある。私は「彩グラススタジオ」 で吹きガラスの体験をさせてもらった。一度目は息が強すぎてガラスが破裂。二度目にようやく何とか形が作れた。息のコントロールと素早い作業が必要。濡れた新聞紙を使ってなぜながら整えるのも面白い。
 体験した様子は写真の部屋にのせた。いつか自分でガラス工房を作れたらいいのだが。
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